アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『ISLAND』

全12話視聴完了。

こんな終わりだと思わなかった。こんなとんでも展開。唐突な残酷な設定。無茶苦茶。なのに、なんで面白かったのか、本当にわからないのだけれども、なんか、面白かったのだよ。

自然豊かで閉鎖された離島、「浦島」。そこに全裸で流れ着いた記憶を失くした青年。彼にあったのは「せつな」という名前と、自分はタイムトラベラーでとある少女を救うために未来からやってきたという断片的な記憶のみ。彼は、5年ほど前に神隠しに遭ったという、引き篭もりで昼夜逆転生活をする凛音という白銀の髪の少女。町長の娘で、いつか本土に行くという夢を持った跳ねっ返り少女、夏蓮。5年前の家事で両親を亡くし、浦島御三家・浦島神社の巫女でありオカルトに詳しい紗羅。以上の3人の少女たちと出会い、排他的で謎を秘めた浦島を巡り、未来を変えるべく奔走をはじめることになる。

SFだとは思わなかったよ。オカルトとSFって仲が良いよね。なんとなくちょっと不思議な感じで女の子と仲良くなって、まぁ、そんな緩い感じを想定して観ていると、横っ面を張られる。基本、ヤンデレ。あと、行間を読むとエロい、気がする。

ここから完全なるネタバレになるのだが、第9話と第10話の未来には、ちょっと途惑った。急に変化する背景。でもって、最終話にてコールドスリープ的な物でタイムマシンが完成しているでああろう未来で目覚めて、過去に戻って世界を改変しているのではなく、何故かある一定時間世界が進んだあと、再び石器時代に戻って同じような未来が繰り返されているという。それってありなのか。なんか、もう、第8話で亡くなった凛音は、とか。なんか、なんか。そんなものを全て吹っ飛ばして、凛音のお母さんが運命の相手だった。でもって凛音は娘だった、と、そのオチはどうなのかとか。ただ唖然とするしかなかったよ。久々に驚いたわ。びっくりすぎて、それはそれでありだし、こんなにとんでも展開とか逆に良かったとか思ってしまった。

凛音もなのだが、凛音のお母さんで真のヒロインである玖音の口のUって感じが何か企んでいるような、子供のような、そんな表情が印象的で可愛かった。

総評としては中の上。

 

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