全13話視聴完了。
異世界転生転移物への禁断症状が出てしまい、これを観始めたのだが、魔族と人間の世界がある異世界を舞台とし、二千年前に死んだ魔王が復活するという、微妙に惜しい感じで、だけれどもいざ視聴を続けると、嗚呼、もう自分は単なるチートものなら構わないのかもしれないと気付いた。
ストーリーは、二千年の時を経て復活した魔王、アノス・ヴォルディゴード。魔族の平民として転生した彼は、魔王候補を育てる学院に入学するも、不適合の烙印を押され、更に伝説の魔王は自分とは別人とされていた。平和に慣れ、衰退を極めた魔法と弱くなった子孫たち。そこで格下と侮られながらも、揺るぎない圧倒的力を持つ主人公。入学時に仲良くなったミーシャという少女と、その双子の姉、サーシャを配下にし、二人のヒロインを両手に抱え、更には爽やかイケメン錬魔の剣聖と称えられる転校生のレイ・グランズドリィと仲良くなり、混血の地位向上を図る活動をする統一派のミサちゃんも加わって、勇者学園との交流会からの、魔王と勇者の過去の清算戦。
ネタバレるのだけれども、レイ君が魔王の友人としてなんか違和感。そしてモブ顔で魔王ハーレムに属さす、レイ君とラブくなるミサちゃんに違和感。と思ったら、なんか、予想通りのレイ君は勇者の転生だったという。まぁ、ざっと見ていたので根源どうのというので詳細設定はちょっと違うのかもしれないけれど、そんな感じで。
なんとなく、もう魔王とか勇者とか、どちらに正しさがあるとか、物語世界では関係ないので、便宜上の異種族でしかないのだなと。そして、この作品における魔王は、愛溢れる両親の元で、平和主義的立ち位置で、その魔王という響きとのギャップが魅力なのだろうなと。
個人的にちょっとと思ったのは、魔王の母親の得意料理のキノコグラタンって。お土産にするのに向いていないし、作画となった。食べ物は難しいね。それと、第11話かな、統一派の取り巻き少女たちがいきなり歌い出したの。意味がわからない。最終回でも流れたけれど、変に軽い曲調で、個人的に不自然に思えて、盛り上がりに欠けたようにお思える。ご都合で入れたのみたいな。残念だった。
まぁ、色々思う所はあったけれど、何よりチートの安心感は良いね。チート主人公格好良い。
総評としては中の中。