アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-』

全12話視聴完了。

映画が熱かったのは風の噂で知っていた。プリティーシリーズもとても好きで、改めて自分の『プリパラ』の感想を読み返して、当時の自分の想いが蘇って、きもいと思う。まぁ、それはそれとて、何の気なしにHDに溜めていたアニメ、次は何を観ましょうかと軽い気持ちで『キンプリ』を観たのですよ。見ましたよ。ジャニーズで同じ名前のグループがあってグーグル先生の検索が面倒という愚痴を右から左に聞き流していたことが、聞き流せなくなったね。これはもう仕方ないことだよ。こんなもの、劇場で見たら、もう、二回目はペンライト振るしかなくなるよ。これはそんな作品だったよ。リアタイで観ていたら、完全にやばかった。普段、アニメは地上波で放送分を録画して観るのみ。良くて原作読むかな位だったのだけれども、これ、グッズにいくら突っ込んでいたかわからない。リアタイの熱さで、秋葉原人多くてしんどいよねとか言っていられない事態になっていたと思う。劇場総集編とか、なんか、ごちゃごちゃしていて何がなんだかよくわからない状態で良かった。もうそんな何かに熱くなったりはまったり、楽しいけれど、そんなエネルギーないので夢中になりたくないので、危なかったよ。こんな最高なアニメがあったなんて、もう、恐ろしいわ。

ストーリーは男性アイドル物。でも、プリパラを深夜に持って来て、さらにやりたい放題。良い意味で気が可笑しい。フィギュアスケートと歌とダンスを組み合わせ、必殺技であるプリズムジャンプを組み合わせたプリズムショー。畳みかけるように技を重ねて来る。本当に真剣に誰も見たことのないショーを魅せてくらた。それと、自分世代ダイレクトアタックの、当時はそうでもなかったはずなのに、今聞くと何故か心が躍る小室哲哉の曲が。

第1話は映画も知らないし、プリパラ終わってプリちゃんも見ていないし、疎外感。そんな軽い気持ちで見流したさ。でもね、各話でそれぞれのキャラクターにスポットを当てて進むわかりやすい構成。第2話で登場したのは、歌舞伎界プリンス、太刀花ユキノジョウ。わかりやすい和キャラ。着物。CGでこんな綺麗に動かせるのと、もう、画面に釘付けですよ。そして第3話の香賀美タイガ君。ふんどし。おかしい。なんでこうなった。ねぶた祭に、青森の実直で可愛い少年。ふんどし。意味が分からな過ぎて5回ほどその場で繰り返してみたよ。そしてプリズムジャンプの如く重ねられた第4話の十王院カケル。もう、これをどうしてどうなってこうなったのか何一つわからない。わからないけれど、もう、天然ガスが出るとか、最強で最高で王だね。王。凄かった。もれはもう夢中になるしかないよ。ここ一番、笑った。

個人的に大ヒットだったのは第9話の大和アレクサンダー。腹筋。ヤンキーなのに礼儀正しい。腹筋。新機能。緒方恵美の息子。腹筋。好き。大好き。語彙力なくなるよ。駄目だよ。こんなの。惚れる以外の選択肢なかった。彼のプリズムショーの前では語彙力を失う。凄い。凄いと、何度見返したことか。何なら、視聴終えたアニメは速攻消去なのだけれども、彼のプリズムショーを消すことなどできる気がしない。好き。

そんな素敵が過ぎるショーを魅せてくれたアニメだけれども、最終回はプリパラのらぁらちゃんの世界の余韻が残る、プリズムの世界の細々ありつつも、意外とあっさり終わった気がする。途中がぶっ飛び過ぎていて、12話だと足りなかった気もするけれども。全体のストーリーよりも個々の盛り上がりを優先したような印象だった。そして、個々の盛り上がりはこれ以上ないくらいに盛り上がった。とても楽しい時間を過ごさせてもらったよ。まさにエンタメ。良かった。

総評としては上の下。もう一度見返したい。何ならディスクで欲しい。

youtu.be

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KING OF PRISM -Shiny Seven Stars- マイソングシングルシリーズ 香賀美タイガ