アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『デカダンス』

全12話視聴完了。

学生時代に、元バックパッカーだった大先輩に「お前は世界が狭い」とよく言われ、当時はそうなのかなと思っていたが、最近は、色々なところに行ったり本を読んだり様々な経験をしたところで、思考の変化や視野が広がることがあっても、自分の世界は自分の中にしかないのだなと思っているなということを、なんとなく思った。という、「思った」ばかりの漠然とした感想。

作品自体はとても面白かった。適度にアクション、コメディとシリアスのバランスも見やすく、SF系は苦手なのだけれどもわかりやすかった。最終的にちょっと哲学と気付き。それと、登場人物がイケメン。

主人公の少女、ナツメちゃん。義足という欠損と父を亡くした過去を持つも、人好きする性格に、純真素直、真っ直ぐ。そしてクミチョーことカブラギさん。嘗ては凄腕戦士だったが、今は世界の秘密に関わった結果、無気力に日々を過ごす、ちょい枯れかけ、己の個人的思想やら自由を制限され、でも完全に屈したわけではない、ちょっとダメンズ風の中年男性。好みです。個人的に胸にズキュンと来る設定と風貌でした。

舞台は、人類が未知の生命体ガドルに脅かされ、巨大な移動要塞デカダンスの中で生活を余儀なくされた世界。ガドルと戦う戦士ギアと、戦う力を持たないタンカー。ナツメはギアに憧れるタンカーだったが、デカダンスそうこう修理人のカブラギに出会う。

自分の世界がゲームで、自分はそのゲームの中のキャラクターでしかないとしったナツメちゃん。そこからの脱却。ちょっと泣いた。そしてラストにはゲームの内容自体も変わって、なんか、凄く面白うなゲームになっていた。が、こういう色々詰め込まれたゲームって微妙な物が多いよなと思ったり。

最後、ちゃんとハッピーエンドで、これ、こういうちゃんとわかりやすいハッピーエンド大事と思った。

総評として中の上。

 

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