アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『100万の命の上に俺は立っている』

全12話視聴完了。

なろう系かと思ったら、原作はマガジンの漫画だったんだね。一見、異世界行っちゃいう系アニメ。チートと言うよりも、ゲーム脳な主人公が自身のゲームの経験と知識を生かした合理的考えに基づく努力による結果の力。

放送初回、ちょっとトラブって録画できていなかったのだが、イラスト屋で全部作ったらしく、翌日にちゃんとした放送をしたおかげで、見逃さずにすんだ。そしてイラスト屋さんバージョンはYouTubeで視聴できたのだけれども、当たり前のことだけれども、絵は大事だなと思った。

ストーリーは、何処か自分や世界を俯瞰して見がちな、自身の考え方が中二病的ということも自覚した上で、単独行動を好む人間嫌いで世界に絶望しがちな少年、四谷くん。彼はある日突然にゲームじみた異世界に転送させられる。そこですでにプレイヤーとして召喚させられていた、クラスのヒロイン的読モで聡明な新堂衣宇、虚弱で臆病な自分を変えたいと望む箱崎紅末と共に、謎のゲームマスターを名乗る全裸の男に一方的に命をかけたクエストをクリアするように言われる。一つのクエストをクリアするごとに仲間が増える。4人目の勇者は、女子向けソシャゲを好む腐女子的で配信者で長い物に巻かれがちな時舘由香。最終的にクエストをクリアしなければドラゴンによって東京が滅ぼされることを知った彼ら。そして、クエストのクリア報酬として一つの質問が許され、次第に明らかになる世界の秘密。

完結はしていない。4回目のクエストをクリアして元の世界に戻り、5人目のプレイヤーと接触したところで終わる。とても続きの気になるところで終わっており、続きは7月らしい。四谷くんが単純に世界を救うだとか、己の持つ独自の命の価値やら、その辺が一筋縄でいかない感じが、これから物語がどう動くのか気になる。これって最終的にプレイヤー10人とか大所帯になるのかな。全然想像できない。第2期が楽しみ。

あと、ネタバレ。世界がバーチャルではなく、元の世界の平行世界で実在する。そこで人を殺したという重みに思い悩む四谷くんが早々に折り合いを付けたのが個人的に面白かった。この作品のキャラクター、自分に、世界と自分にへのそれぞれの折り合いの付け方というのが見どころなのかなと思った。

総評としては中の中。来年の7月、どうなっているか全然想像できない日々だけれども、取り合えず第2期が楽しみ。

 

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第1話 勇者失格

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  • メディア: Prime Video