アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『安達としまむら』

全12話視聴完了。

何をしたかったのか、何なのか、よくわからないまま終わってしまった。

何も起こらないポエミーな青春百合物。

ストーリーは、授業をさぼって体育館の二階で会うようになった安達としまむらという2人の少女。二人は基本的に人付き合いが面倒だと思いつつも、独自の距離感でそこで同じ時間を共有していた。しかし、安達は人に興味のない猫から尻尾を振る犬のようになり、次第に変化する2人の距離。関係性。

中途半端だった。百合物として、面倒な性格の安達。最初はクール系だったのだが、途中から変に恋に夢見がちで妄想を膨らませて、作中で触れているから許されるわけではないような雑なキャラ変をした上に、完全に人との距離の取り方がわからない危ないやつ。それをわかった上で、放置をしているのか、嗾けているのか、本当にやっかいなのはこっちなのでわというしまむら。二人の恋愛劇にしても、恋愛になっているのかすら怪しい関係性。その微妙な心持を楽しむにしても、自分は、共感性もなければ、物語性も感じられなかった。ので、これはどこをどう楽しんだらよいのだろうかと、最後まで謎のまま終わってしまったという。途中、主人公たちの母親を登場させ、家庭環境が本人に与える影響どうのにしても、中途半端で不明瞭で、終始でだから何だと言う感じだった。最終回の朝食からお団子、お弁当の流れが何か意味があったのだろうか。

それと、この原作者の作品特有の、日常にちょっと不思議要素を入れてお話を膨らませるという所があると思うのだが、それも全く作用されずに余計にストーリーを混沌とさせていたように思える。ヤシロの存在も登場も、本当に単なる謎だった。

取り合えず思ったのは、面倒なキャラしかいな。それと、よくBLの周りは皆BLと思っていたが、百合の周りもみんな百合。原作はもっとちゃんと描かれている気がするが、今の所、読む予定はないな。

総評として中の下。

 

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第1話 制服ピンポン

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  • 発売日: 2020/10/13
  • メディア: Prime Video
 
安達としまむら (電撃文庫)

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