アニメ視聴否忘失録

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『GREAT PRETENDER』

全23話視聴完了。
騙されてすり減った心は、それが嘘だとわかってもすり減ったままなんだよなと思った。詐欺師たちの壮大で爽快な逆転劇。一見、良い話し風でまとまっているけれども、エダマメは疲れてしまわないのかと。エダマメだけでなく、皆、疲れてしまわないのかなと。そんな感想すら視聴者を騙しにかかっていて、最後の最後まで何層にもトラップが仕掛けられており、もう、溜息しか出てこなかった。凄かった。
各ケースごとにキャラクターの過去や因果が掘り下げられており、CASE1では出会いと導入。主人公である自称日本一の天才詐欺師である枝村真人。標的であったはずのいけ好かない金髪野郎ローランに騙され、ロサンゼルスに行くこととなる。そこで枝村真人ことエダマメは、ハリウッドを牛耳るマフィア、エディ・カッサーノから新型ドラックを開発した研究者になりすまし、ローラントその仲間たちと共に、彼の全財産を奪う。
CASE2では、エダマメが日本に帰り、過去に犯した詐欺事を自首し、罪の清算をした所から始まる。抗いながらも再びローラント共にシンガポールで飛行機の整備士として、八百長エアレースを主催するイブヒラム兄弟をターゲットに、ぶっきらぼうな褐色少女アビーの幼き日の悲しい記憶にけりをつける。
CASE3は、美貌と演技力が自慢のシンシアの元恋人である画家のトーマスとの清算。ロンドンを舞台に、美術鑑定士ジェームズ・コールマンとの幻の名画「ロンドンの雪」を巡る抗争。
最後CASE4では、ローランの過去とエダマメと父親。日本と上海。アジア諸国で児童人身売買を行う朱雀連合会のフロント企業に知らずに入社したエダマメの奮闘。
何処までが本当で嘘か、もう、ネタばらされてもわからなかった。いや、手口は解説されていたのだけれども。
悪人のみをターゲットとし、決して人を殺さず、華麗に騙す、世界を股にかけた壮大な騙し騙されのコンゲーム。痛快クライム・エンタテインメントのクライムは登っているのか、罪や犯罪なのか。どちらもかけてのクライムエンタテイメントなのか。
面白かった。ただ、前提としてある人間ドラマはかなり面倒な物なので、単純にすっきりしたとはならなかったのがやっかいではあった。
個人的に絵柄というか、キャラデザが好き。特にローランの死んだはずの恋人の厚めの唇に睫毛の玉。好き。急にこんな特徴的なデザインで来るのかと驚かされたが、とても可愛かった。
後は、ローランの持つ距離の近さと、エダマメの雰囲気が脳内BL変換されて、二次創作ないかなぁとはなっている。CASE4のパリッとしたスーツ姿の影のあるエダマメとか良いよね。後は、完全に個人的趣向の二次元ろくでなし男大好きセンサーがローランに。いや、一番ビジュアル的好みは枝豆のお父さんだったのだけどね。
総評として上の中。

 

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Case 1_2: Los Angeles Connection

Case 1_2: Los Angeles Connection

  • 発売日: 2020/12/28
  • メディア: Prime Video