アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『かくしごと』

全12号視聴完了。
常にほの暗い含みを持たせたコメディってどう楽しんだらよいのかわからない。空虚感がある。それはこのコメディであろう部分が個人的に全くコメディとして楽しめていないから余計にそうなのだろう。そもそも、漫画家あるあるネタと巻き起こるトラブルの起因が編集のキャラクターにあることが多く、見ていてイライラせずにいられなかった。そして、編集が絡まない部分は、主に主人公の言葉足らず。コミュニケーションができていないだけなので、ちゃんと喋れとしか思えなかった。
「隠し事は、何ですか?」というキャッチコピーの元、ストーリーは下ネタ満載の漫画を描いている漫画家の後藤可久士。彼は一人娘の姫ちゃんが最優先の親ばか。愛娘のために彼は自分の職業を隠し続けようとするファミリー劇場
最終回、「一番の幸せは、姫が元気に大きく育つことだ」というの、そんな良い言葉でまとめられても。でも、内容どうのは別として、セーラー服で走る少女って可愛いよね。にゅるにゅる動いているの、凄かった。シーンとして良いよねと思った。感動は、できなかった。
中目黒の家がレトロ可愛い平屋でとても可愛かった。寧ろ中目黒で庭付き一軒家とかお金持ち。そしてそれと同じ家が鎌倉にあるとか意味がわからない。素敵が過ぎる。なのだが、捜索にお金がとか、仕事がとか、家がとか、なんか、計画性がなさ過ぎて意味がわからない。そして10歳箱や18歳箱も、素敵なお話しだけれども、なんでいつ用意したのかも、事故で行方不明になった人間が用意していた意味がわからなかった。てっきり自殺の予定があるとか、あと~年(ヶ月)の命ですとかでないと用意しなくないかとか。原作にはちゃんと描かれているのかもしれないが、アニメが綺麗に終わっている以上、もう、この意味のわからなさが気持ち悪くて無理となった。個人的に、終始楽しめはしなかったし、嫌な気分になっていた。のだけれども、それでも最後まで観てしまったのは綺麗な映像と構成が上手かったからなのだろうな。よくできたアニメではあったのだよね。
唯一共感できたのは、唐揚げは幸せの象徴。大量であればあるほど、幸せだし、やはり怖さはあった。その怖さすら演出だよね。この嫌な気分は完全に制作者の術中にはまってのだよね。
駄目だ。この作品、面白くはないのに印象にばかり残るやつだ。そして『絶望先生』は個人的に時事ネタに付いて行けず途中離脱したのだけれども、『かくしごと』は『絶望先生』ほど何もないので最後まで観られちゃったのだよね。
総評として中の中。気になるCMの作りをしていた。EDの「君は天然色」を声優さんではなく大滝詠一が歌っていたのが印象的だった。

 

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