アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-Rhyme Anima』

全13話視聴完了。

ヒプマイ、初めての出会いはたまたま聞いた曲。よくわからないけれど、無性にイライラする。そして他のどの曲を聴いても、不快だなと。ゲーム面白いよと勧められるも、全くその魅力がわからず。流行っているのね、と。

アニメの感想は、世界観の作り込みが兎に角雑。画面のチープさは『遊戯王』や『ヴァンガード』的な感覚で魅力なのかなと、思える。が、ラップバトル。世界観。もう脈絡がないというか、設定があってないようなもというか。何となく格好良いぽい台詞とシーンをつなげて、その接合部がボロボロ。そおんな印象だった。

設定として描かれているのは、第三次世界大戦にて人類の大半を失い、人類滅亡を避けるため、人類は武力ではなくディベートによる戦争回避を目指した。そして、既存の世界は武器による争いを続けようとする男から、女たちの手に移る。武器の代わりにマイクを手に。「ヒプノシスマイク」を通したリリックは人の交感神経、副交感神経などに作用する。と、この時点で武器の定義が自分にはもうわからなかった。薬物的な化学武器と言っても良いのではないかとか。謎。

そして行われるラップバトル。ラップ、なのか。エミネムなのか。ラップしていたのか。あれはラップなのか。

「イケブクロ・ディビジョン」「ヨコハマ・ディビジョン」「シブヤ・ディビジョン」「シンジュク・ディビジョン」の区画で生活する男たち。各代表がバトルをし、領土を得る。男たちの威信をかけたディビジョンバトル。兵器ではなく言葉が力を持つ世界。って、マイク通して「グハァ!!」とか言っていたら、殴り合いと変わらんのではと。

最後の最後でも「ラップの力」「ラップは楽しい」って、彼らはいつラップしていたのだろう。最終話決戦の流れたOPはラップではない気しかしない。でもって急に皆そろってダンスして、どれだけ仲が良いのだよ。相当練習しないとあんなに揃わないでしょと。思わず思わずにはいられなかった。更に畳みかけるように「俺たちはラップで新たな世界に踏み出した」って、良いこと言っている風で意味がわからない。何も踏み出した気がしないよ。皆仲良しだねラストで良いのかな。そんな感じで彼らは良かったのかな。

全ての意味がわからなかった。意味もわからないのに、例えで会話をしたりするから、更に意味が分からなくて、そもそも、根底がないからわからなくて当然で、それを楽しむ物なのだろうかとか。

キャラクターは、シンジュク組が印象的だった。寂雷先生が。お医者さん、メンタルの先生かなとか、教祖的。でもってメンバーの社畜君が患者っぽくてちょっと大丈夫なのか心配になる。もう一人はホストで。何だろう。麻天狼で新宿ってと。

後はヨコハマの左馬刻様。サマトキサマって響きが好きだった。全体的にネーミングセンスはちょっと印象的で良いなと思った。

ただ、どうしても気になって仕方がなかったのは、このご時世、タバコ吸いたい放題で、路上喫煙にポス捨てに、集団でそういうことするから、関係なくても「お前ら男どもは」って怒られるのではかと。いや、男も女も基本的に何も関係ないのだろうけれどさ。争いにも煙草のポイ捨てにもさ。
最後に、二期におわせが激しいラストで、すっきり爆発して終わって欲しかった。

総評として中の下。自分には無理だった。

 

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