アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『ピーター・グリルと賢者の時間』

全12話視聴完了。

久々にこんな気分の悪いアニメを観た。コメディなのかエロなのか、全てが中途半端。笑えない。エロに振り切るには地上波だし。これ、主人公が女だったらわかりやすく最低の行為だし、そうでなくても最低で犯罪。本人の同意なしに無理矢理性行為を迫り、実行に移すのはレイプ以外何物でもないよ。なんでこれをアニメとしてテレビで放送できるのか、自分には全く理解できない。例えばこれが年齢宣言を設けた上で、然るべき場所にあるならば良いと思う。レイプものエロ小説漫画アニメなりのを全てなくせとは思ってはいないし、それが存在する必要もあると思う。当たり前に物語としいてありだと思っている。が、それでもこれは主人公が性的搾取を受けていることを軽視した状態で、悲惨なことを、男であるということで軽く流そうと、更には笑いにしようとしている所が本当に胸糞悪い。

ストーリーは、戦士ピーター・グリルは恋仲のルヴェリアとの仲を義父に認めさせるために、武闘祭に勝ち抜き、地上最強の男の称号を手に入れた。しかし、彼を待ち受けていたのは、恋人との結婚ではなく、最強の男の遺伝子を求めるオーガ、エルフ、オーク、異種族の女たちだった。ピーターの子種を狙う手段を選ばない積極的な彼女たちのアプローチ。望まぬハーレム。翻弄されるピーター。

据え膳とか、そんなレベルじゃなかったよ。自分は、どこも笑えなかった。そして異種族ハーレムなのだけれども、ビジュアルはそれぞれだが、性格的には皆同じような感じで特にその異種族の特性がどうのという所までのフェティズムも感じられず。これで多少なりとも主人公が楽しんでいる様子があったらまだましだったのだろうけれども、なんか、ただただ可哀想だった。何もしらないルヴェリアも後味が悪いし。エロコメって何だろう。誰かの不幸は笑えない。

後半ほぼ裸のピーターの筋肉はちょっと良かった。あのボディに惚れる気持ちはわかる。テンポも良く、サクサク進むので物語としてはストレスなくサクッと観られて良かった。

総評として下の中。