アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『Levius -レビウス-』

全12話視聴完了。

結構真面目にボクシングアニメ。3D映像でボクシングは格好良いね。ただ、汗や細かい傷がないなと小さな違和感はりつつも、兎に角、画面が綺麗だった。
舞台は19世紀のヨーロッパを模した世界。戦後。人々は、人体に蒸気を用いる機会を融合させて戦う機関拳闘に熱狂していた。主人公は戦争により、父親と右腕を失い、母親が植物状態になってしまった金髪碧眼の美少年レビウス。彼は伯父であるザックの元で機関拳闘を学び、才能を開花させる。
ストーリーは正直ちょっとよくわからなかった。機関拳闘という架空の格闘技で戦うのだが、あまりにボクシング要素が強すぎて、階級がないのは大丈夫かとか、機械と人間の融合とあるが、皆、どこがどう機械で、その機械にした所でそこまで人間の拳同士の戦いよりもスリリングになっているのだろうかとか。あまり必要性が自分にはわからなかった。

スチームパンクなのかもしれないが、だとしたらスチームパンクに重要な画面の汚れやレトロ感が現状の3Dアニメとは相性が悪いのでわとも思ったり。

そもそも、主人公が何故そこまであの少女に拘るのかと。少女があの変態仮面男の元にいることと、主人公のジムに移動することと、どちらが良いのかというのも謎だった。少女の意思の尊重とかなのかな。自由は良いよとか。でもそれにしたらレビウスが幸せそうには見えないのだけれどもと。あれはレビウスの自己満足なのでわとか。少女は確かに洗脳されたりしていたけれども、そこまで冷遇搾取されていた印象がないだけに、微妙にもやった。
試合自体は、金髪美少年の選手はそりゃアイドルになるよ。あんなイケメンで。同じ金髪碧眼でもモヒカンとは違うね。そしてモヒカンの彼は脇が開いて大振りで安定しないとか、多少過剰かなと思いつつも、ボクシングの試合としてはリアルだなと思った。ヒゲとの試合は思わず画面に釘付けになったよ。
でも、まぁ、そんなことを思っていたのは前半の試合だけで、後半、というか最後の因縁の少女との試合は無駄に引き延ばされ、1試合に3話。試合中に会話したり、とって付け加えたかのような急な叔父の目の病気設定に、試合中にそんな止まっている間に殴られるよみたいな、動かない描写が多くて、画面は綺麗なのに。前半の試合は見応えがあったのにと。
3Dのキャラクターってどうしてどこかで見たことあるキャラクターになってしまうのだろう。眼鏡のメカニックは『亜人』にいなかったかっけと思ったり、金髪のお姉ちゃんは何処かのゲームで見た気がするとか。
アニメは3Dなのに、EDは線画で、こっちの絵に脳内変換したら良いのかと思ったり。
総評としては中の下。身体もう動かないけれど、サンドバッグ打ったり蹴ったり、たまにミット打ちとかやりたくなる。

 

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