アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『さらざんまい』

全11皿視聴完了。
概念的、抽象的描写が多過ぎて、様々なオマージュがなされているのだろうが、元ネタを拾うのもちょっと疲れる上に、BL要素の強い下ネタにものれず、もう、これは何なのか考えてしまう自分には向いていないなと思った。結局、もうよくわからなかった。
ストーリーとしては、中学2年生、各々人には言えない問題を抱えた3人の少年が謎のカッパに出会い、強制的に尻子玉を抜かれ、カッパに変身させられてしまう。そしてゾンビの尻子玉を集めることなる。
元サッカー少年だが、自分が両親の本当の子ではなく、本当の母親に会ったために弟が事故で歩けなくなってしまい、それをきっかけにサッカーを辞める。そして弟の好きな浅草のご当地アイドル、サラちゃんのふりをしている正統派主人公風外見の、矢逆一稀。一稀のことが好き過ぎてリコーダーとか変態的な行動を取りがちで、再び一稀とゴールデンコンビに戻りたいと願う妄想過多な眼鏡少年、陣内燕太。反社会的勢力で、自身が行った殺人の肩代わりをし逃げている兄を待つ、悪い噂のある訳あり転校生の久慈悠。
そして、謎の警察官、交番勤務の新星玲央と阿久津真武。結局、カッパがどうの、カワウソがどうの、愛がどうのと、SFチックに流れもありつつ。
あの途中に挟む歌がやたら頭に残る。なんなのだろう。クライマックスの10話の、あんなに綺麗にバイオリンで演奏されてもと、あの演出は印象に残った。
尻子玉は良いのか? と最後まで疑問だった。アダルト関連は、肛門は触らなければ性器でないのでセーフだからなのか。尻子玉は良いのか。謎。
悪意でできたいるかのようなアニメだなと。特にあの漏の画面下の赤いやつ。
河童のお尻がぷりぷりして可愛くはあった。
「さらざんまい」とタイトルを見る度に、あのお寿司の回ったあれは「すしざんまい」だと、ちょっとお寿司が食べたくなる。
この面白やろ?オシャレやろ??臭がするのが、苦手だ。そしてスタイリッシュ下ネタ、いや、でも下ネタだしと思ったりとかしてしまう。

サラちゃんの語尾の「でぃっしゅ」は好きだった。
最後、テンポの良い音楽に合わせて戦ったら格好良い風になるよな。なんか、全て丸く納まるかのような錯覚があるよね。ただ、あのよくわからないのがお洒落やろという空気感が気持ち悪い。「ア」って何。
何処かで見た風のキャラクターを俺流に解釈アレンジしました感も苦手。何々風を寄せ集めて固めてを、元ネタを小馬鹿にしているように感じて不快。最後の最後がとても不愉快。何あの終わり。自分には無理だ。
最終的感想は「ムカつくわ」で、なんか、そういう作品見るのも大事だなと思っているのだけれども、やっぱり最後の最後は更にムカついた。そんな気もしていたし、予想通りだったのだけれども。まぁ、見て良かったとは思う。
薄々気付いてはいたけれども、自分とこの監督との相性がよろしくないのだよね。知ってたけど、『少女革命ウテナ』も『輪るピングドラム』も『ユリ熊嵐』とか、どれもこれも楽しいなと思って観てはいなかったよ。あと、考察はできない。
浅草に行きたくなる。浅草寺お参りして、参道を冷やかして、和紙の専門店と、昔のミニチュアの玩具の並ぶお店は必ず見たいな。大黒屋さんの天丼か、神谷バーの1階で電気ブランは強すぎるから、ハチブドー酒を飲んで、何か洋食を食べるのも捨てがたいな。奮発してすき焼きという手も。噂のパンケーキ屋さんも気になっている。整理券取るの大変なのかな。お土産は、近場でも買えるけれども、やっぱり芋羊羹は外せない。メロンパンはまだ流行っているのかしらん。アンゼルセンは残念なことに閉まってしまったのだよな。あの低い天井で身を小さくして頂く珈琲とケーキが好きだった。そしてスカイツリーまで足を伸ばして、移転した京東都さんでお買い物をしたいな。栃木のアンテナショップも覗きたい。いや、スカツリーも捨て難いが、浅草から合羽橋を回って上野まで歩くのも捨てがたい。スカイツリーから浅草雷門を回って上野が良いのか。最後、上野の駅で八天堂のクリームパンを買って、パンダ焼きを食べて帰る。いや、蔵前の小さなお洒落なお店を探索するという手もあるな。などと、もうそんな本編とは別に、浅草に対する羨望でいっぱいだった。
総評として中の中。良くも悪くも記憶に残る作品だった。

 

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