アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『見える子ちゃん』

全12話視聴完了。
街中などで普通の人に紛れて生きていない者が紛れているらしく、最近はそれを見分ける手段としてマスクのありなしだという。生きていない者は時勢に対応できないので、ほぼノーマスクらしいと、小耳に挟んだことを思い出した。
ストーリーは、見えるはずのない、見てはならないものが見えるようになってしまった女子高生、四谷みく。彼女の対応はそれらを徹底的にスルー。無視。ないものとする。常に試される己のスルースキル、精神の限界。

親友の天真爛漫食欲旺盛生命、オーラが強く霊を引き寄せやすい体質であるハナちゃん。ゴッドマザーの一番弟子を自称する霊能者を目指す微妙に見えるユリアちゃん。学園ホラーコメディになるのかな。
ストレスなくさらりと観られる作品だったなと。JKの日常と、見えないはずのものの絵の怖さの対比が良かった。原作は絵が怖くて2巻位までしか読んでいなかったのだけれども、アニメは自動で流れていくから多少怖くても大丈夫になるものだなと。
最後、怪しさ全開の先生の登場と、先生に憑く過去の母親との色々を解決して、きちんと向き合おうを決意し、ちょっと良い話し風に終わるのだけれども、まだこれから神社関連のあの謎の可愛い2組とか、ストーリーが動き出しそうなので、続きが気になる。
常にいつ現れるかわかならい恐怖というストレスに晒されているみくちゃん。可哀想過ぎる。あの限界ギリギリの表情に、こぼれる涙に、それでも何も言わない主人公に、なんだろう。可哀想は可愛いになるのだなと。奇妙な惹かれ方をした。
印象的だったのは、電車で斧で座った乗客の頭に振り下ろす奴。そしてしまむらに寄るというみくに、弟君が、お風呂に乱入した時もだけれど、地味に優しくて可愛い。
後は、ゴットマザーは良いキャラだった。これからまた登場しそうなので楽しみ。第2期できるとよいな。
総評として中の中。

 

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