アニメ視聴否忘失録

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました』

全13話視聴完了。
なろう系。異世界ファンタジー
自分の能力を自覚せず、過小評価をするのと、謙虚さは違うと思う。
ストーリーは、生まれつき持つ「加護」が大きな意味を持つ世界。そこで勇者パーティーでの最前線の戦いに付いて行けなくなった主人公ギディオンは、賢者の独断で戦力外通知を受け、追い出されたというか、主人公自身も納得して出て行ったような印象だった。その後、勇者パーティーは重要な裏方作業をしていた主人公が抜けたことにより、大混乱。分裂。主人公にも色々思う所はあったのだろうけれども、勇者の加護により勇者を運命付けられていた妹のルーティちゃんにはせめてきちんと説明すべきだったし、ルーティちゃんにとって急に大好きで信頼していた兄がいなくなるってどういことかちょっと考えろよと、つい思ってしまった。そして主人公が選んだのは、辺境の街ゾルタンにてレッドと名前を変え、薬屋を開くこと。そこに嘗ての仲間のお姫様でBランク冒険者のリットが住み込みでお店の手伝いを申し出て始まった、同居生活。
残念だったのは、料理上手で胃袋もガチ掴みのはずの主人公の料理の作画があれがあれすぎて、説得力がないよねと。
背景も、完全に整備された森や河原。公園だよ。家の周りの柵が、もうそれいるかとか。そんな場所に薬屋って、不便が過ぎないかと。そんな気楽に徒歩で街と行き来するきょりなのか。そもそも村と街と距離間というか地図が全く想像できない。寒さの中、急にベンチに座ってキスするシーン。あれはどこなの。急にベンチと街灯だけあるあの場所はなんなの。ロマンチックなはずなのに、そんなことばかりが気になって、もう、こういう作り込みの雑さが物語の説得力を失わせていくのだなとじわじわと来るアニメだった。
物語としては、主人公と固定ヒロインの辺境でスローライフというか、押し掛け女房にまんざらでもなく、らぶらぶ新婚生活。それも違和感なく順序立てて進展してく二人の関係はとても良いなと思ったのだけれどもね。
魔王討伐の勇者の旅が物語の軸にあるのだろうけれども、魔王の存在が薄めで、勇者の加護を持つ妹ちゃんが個を犠牲にしてまで勇者をやらなくてなはならない必要性が薄くなっていたなという印象だった。だから、最終的に妹ちゃんが兄の元に留まって冒険者を続けつつもお店のお手伝いをするということにあまり違和感もなく。多分、ハッピーエンドなのだろうけれども、それがハッピーエンドだとしたら魔王討伐は、ゆうしゃの加護亡くして大丈夫なのだろうかとか不安が残ったり。
最後にもう一点。とても気になったのはあの衣装センス。ヒロインちゃんのブラ丸出しはまだなんとなくわかるのだけれども、脇が、パフスリーブにも関わらず、脇の下だけがばっと開いているあの形がもうよくわからなかった。それに暗殺者の加護持ちで妹ちゃんのお友達になったティセちゃん。あんなお腹出して、他を隠しているだけにアンバランスさが不安になった。最終回で、妹ちゃんが急に白い四角い帽子を被っていたのだけれども、あれはファーのメーテル的な物を描きたかったのだろうか。まぁ、それまでは良いのだが、お兄ちゃんにアクセサリーを買ってもらうの、あのリボン、逆さじゃない。ああいうデザインなの。変わった形にしかたっかのか。センスがないなら無難な形にしておけば良い物を、とナチュラルに思ったので、全体的な衣装デザインと個人的な好みが全く合わなかったのだろうと思う。
総評としては中の中。

 

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