アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『Sonny Boy』

全12話+番宣、視聴完了。
現代版漂流教室が始まったかと思ったら、黒澤明の夢が始まったような感じ。
ストーリーは、夏休み中の学校が突如異次元へ漂流してしまう。そして、様々な能力を持った36人のクラスメイトが巻き込まれた不可解な事象にサバイバル生活。主人公の諦め系少年、長良。孤立しがちな猫を連れた瑞穂の2人が中心だったのかな。他に、謎の帰国子女転校生、希。ちょい不良気味な朝風。賢くて語って発明するラジタニ。その辺りがキーパーソンだった気がする。好きだったのは、元漂流者で人間だった喋る黒い犬。黒い犬は絵になるね。
終わらない夏休みからのお葬式。
結局、全くわからなかたが、それはそれで良いような気がする作品だった。きちんと自分なりに解釈しようとして繰り返し観たらそれはそれで楽しいのだろうけれど、そこまで観る気にはなれなかったなと。わかったような気になって語る物でもないし。個人的に、なんとなくつながる点と点で気になった場面だけを拾って、それで充分だった。
印象的だったのは、海に沈む学校校舎って良いよね。第4話『偉大なるモンキー・ベースボール』で見えないサルの繰り広げる野球を語るキャップの何が現実で何が架空なのかわからなくなる感じが心地よかったのと、第11話『少年と海』ラジタニの語る懐かしい世界が一人でやっているマイクラのようだなと思ったこと。
江口寿史さんの絵と銀杏BOYZの曲で、女の子も走って、猫も登場して、お洒落に仕上がりました。内容に関しては、監督さんとどれだけシンクロできるかによって評価がわかれそうだなと思った。
総評として中の中。

 

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