アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『異世界美少女受肉おじさんと』

全12話視聴完了。
強制異世界転移物。最初から最後までラブい。
平凡なサラリーマンだった橘日向は、愛と美の女神によって金髪碧眼美少女という姿で異世界に飛ばされてしまう。そして一緒に飛ばされたのは、幼馴染で親友の、イケメン完璧超人でモテモテな神宮寺司。あまりに可愛くなった橘に、女体化によって神宮司の格好良さにぐっときてしまった橘。2人は「俺たちが、互いに惚れる前に!!」魔王を倒し、親友同士の関係を崩さないために、男の姿に戻るべく、旅に出る。おっさんと元おっさん美少女の、異世界ブコメディー。
これは美少女化することによって互いに恋愛感情を意識し出すのだけれども、なんか、元から相当好き合っているじゃないかと。見た目が美少女化したことのよって、ハードルがちょっと下がっただけのような。
最終話では、男同士でも嫉妬することが普通のことと知り、開き直っているの、もう、正直になった神宮司は強いね。もう付き合っちゃえよと。
女体化もBLだと思っている。が、そもそもあまりに2人が互いを意識しあっていて、性別なんぞ大した問題でもないのだろうなとか。多分、性的思考とかそんな変化するよと。最初から最後までそんな感じ。
個人的には、橘の行動が残念美少女過ぎて、見ている側からすると、二次元での美少女認識という物が、そう描かれていたらそうなのだろうと思ってはいるけれども、本当に美少女と認識しているかというと難しい物があるよね。あのギザギザの歯は可愛いけれど、美少女かというと好みはわかれるよなと思ったり。そんな中、神宮寺が橘を美少女と認識してときめいているのは愛だろうと。その上、最終話の橘を褒めている内容が、細部までよく観察していて、もう、外見がどうの関係なく、まじでラブなやつやんと。女体化も美少女化も関係ないなやつだよね。褒めているといか、愛の告白以外何物でもなかった。
第7話かな、全然、美味しそうではないのだけれども、イカ焼きが食べたくなる。ちょいちょい出てくる食べ物が、絵的に美味しそうではないのだけれども、橘の食べ方が美味しそうだからか、とても魅力的。第3話の料理も美味しそうだったし、お肉食べたい。
守り神を倒して、食べたり、毛皮を売ったり、外道な感じ、凄く好き。余所者からしたら守り神も何もないの笑ったわ。
橘と神宮寺のキャラクター以外にも、商人のシェン、糸目の含みがある感じが良かったな。美少女に魅了されず、神宮寺の鍛え抜かれた肉体にマッサージをする微妙な変態性とか。他の転生者の天然中二病のシュバ君も、良い感じに二人の完成性に絡んできて面白かった。急に子供が出て来た感じ。でも自立している立ち位置ってあまり見ないなと。
漫画を先に読んでいたので、アニメ化が楽しみだった。そして原作のイメージも壊れることもなく、テンポ良く、良い感じに映像化されていたと思う。第2期も作って欲しいし、新刊も楽しみ。
最後に、おっさんと言うが、そんなまだ若いよ。32歳って全然おっさんじゃないと思うのは自分の年齢だろうか。いつから30代はおっさんではないと思うようになったのだろう。少なくとも20歳の頃にはすでに思っていなかったな。何歳からおっさんになるのかな。わからない。
総評として中の上。

 

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