アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『天才王子の赤字国家再生術〜そうだ、売国しよう〜』

全12話視聴完了。
中世ヨーロッパ風異世界ファンタジー。魔法はないタイプ。国同士の戦争とか政治とかのやいやいしたやつ。
ストーリーは、覇権国家の脅威にさらされ、お金も軍事力もなく、優秀な人材は他国に流出してしまう、弱小国家ナトラ王国。若干16歳にして急遽、国を背負うこととなった王子ウェイン。その補佐を務めるフラム人の美少女ニニム。八方塞がりの詰んでいる現状を打破と、早々に隠居し悠々自適な生活を目指すも、大陸東側に混乱が広がり、予想外の方向に転がり出し、次第に名声を高めていくこととなるのだが。

「そうだ、売国しよう」というのはちょっとインパクトがあるね。それと、政治を弱小国家マネジメントと言うの、ちょっと面白かった。
天才王子の手腕と口八丁で転がっていくストーリーではあるのだけれども、派手さに欠ける分、爽快さはあまりないなと。ただ、イケメン良いな。あの前髪が長くてクロスしたタイプの正統派イケメンと、白髪美少女のパートナーが固定したカップルは良かった。
ただ、個人的に好きだったのは、ソルジェスト王国のグリュエール王。癖が強い厄介なたれ目中年男。「私は好きに生きて来た男だ」と己の美学を持つ感じ、最後の最後で瘦せて見た目が良くなったからというのもありつつも、レベティア教の福音局局長の変態美女カルドメリアと共に会談した辺りから、もう、腹の読めなさがちょっと良かった。それと、食が充実した国の王というのは良いね。食大事。
第11話のグリュエール王との会食で、鉄板で豚肉の見た目の軽さを、ひたすら主人公のもぐもぐしている映像で美味しそうを演出するのは良かった。美味しい食に心を捕らわれる主人公も可愛かった。
総評として中の中。

 

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