アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『黒の召喚士』

全12話視聴完了。なろう系の異世界転生と転移の複合型。
ストーリーは、主人公ケルヴィンが異世界転生をした所から始まる。しかし、ケルヴィンには前世の記憶がなく、それと引き換えに高ランクのスキルを得ていた。そして、女神メルフィーナすら配下にしていた。ケルヴィンは異世界で女神をガイドとし、冒険者として生活を始めるが、その特質した能力と、戦闘狂の性格によってあっという間に注目の高ランク冒険者となり、更には英雄へと成り上がる。
バトルストーリーとあるのだが、なんとなく、主人公に明確な目的がないと、物語りがぼんやりするなと思った。
転生前の記憶がないのもこの主人公の特徴なのだけれども、記憶ってその人の人となりを作るのに重要な要素で、主人公人もその記憶に対して無頓着に見え、この異世界転生は主人公がチート能力を得る理由付けための概念でしかないのかと思ったが、途中、女神による転移召喚と転生召喚の説明があり、勇者パーティーの最早拉致とも言える異世界転移の状況を語る場面があたったり、主人公自ら新たな勇者を異世界転生させたりと、チート無双ハーレムを基盤としているが、何と言うか、主人公が異世界転移、転生を自ら行い、神化していく物語りになるのかなと思ったり。そのために前世の記憶はない方が都合が良いのかなとか、まぁ、原作を読まないと何とも言えないが、そんな印象を受けた。
ただ、前世の記憶がなくても「お米が食べたい」と身体が求めるの。何処までも炭水化物。わかりみしかない。そしてそう願って、和風ファンタジーワールドがあり、お米がある程度にご都合展開。仲間になった魔王の愛娘が米俵を担いでいく姿は面白かった。
異世界冒険者、宿屋に住むパターンが多いのだけれど、気の良い女主人と食堂併設の宿屋って暮らしやすそうと、Booking.comでドミトリー検索しちゃったよ。1泊3000円で30日間90000円。水道光熱費込み。宿に寄るけれど、ドラム式洗濯機もあるし、共同キッチン、ドリンクバーなども、ワークスペースやカフェバーだって併設されているところもあるし、このお値段だと座敷牢みたいなお部屋なら個室も可能で、これは寧ろちょっと暮らしやすいのでわと。まぁ、ケルヴィンは自分の家に城を買うのだけれどね。
個人的に良いなと思ったのは、奴隷のいる世界観で、主人公は冒頭でハーフエルフの可愛い奴隷を購入し、戦えるメイドとして仲間になるのだけれども、奴隷に対して奴隷だからと言うのがなく、だからと言って、奴隷の善悪に触れることなく、宿屋の女将すらそれを受け入れいていて、不思議な印象だっったけれども、嫌いじゃないなと思った所。
物語りは主人公がS級冒険者になり、更なる強い対戦相手にわくわくしたところで終わり、物語はまだまだ続くという最後で、全然、きりが良くないよと思った。第2期があるのだろうな。すっきりしない。そんな感じ。
総表としては中の中。なんだろう、すぐに忘れてしまいそうな作品ではある。

 

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