アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『ハンドレッド』

全12話視聴完了。

主人公のラッキースケベと天然イケメンとハーレムな内容の作品がここまで巷に溢れているのには、それなりに需要があってだとは思うが、更に、学園ファンタジーでリアリティのない敵との戦闘物で特殊能力。ここまで同じような作品があると、もう、楽しんでアニメを鑑賞していたはずが、いつの間にか差分探しになってしまう。まぁ、これでなくてはならないという事はないのだが、それはそれで楽しめはする。

ストーリーとしては、謎の地球外生命体サベージの襲撃を受ける人類。それに対抗すべく隕石より生み出されたハンドレッドという力だけであった。主人公である少年、如月ハヤトは、ハンドレッドの使い手である武芸者であるスレイヤーを育成する機関、海上学園としリトルガーデンに入学した。また、ハヤトは極少数の武芸者しか成しえない全身武装を展開し、少数精鋭部隊であるセレクションに加わることとなる。グーデンブルグ王国の姫でありながら、男性を装い、ハヤトのルームメイトとして過ごすエミール・クロスフォード。リトルガーデンの艦長で生徒会長であるクレア・ハーヴェイ。世界的歌姫であり、元々はハヤトを専属ボディーガードに指名していた霧島サクラ。それと、ハヤトの妹である如月カレンら、仲間たちと協力し、人類を守るための戦いへと身を投じていく。

まぁ、人類どうのと始まったわけで、原作は読んでいないのでわからないのだが、アニメの第12話最終回は、最終的に女性天才科学者であるヴィタリー・トゥイニャーノフが学園最中で賑わうリトルガーデンを襲撃した所で終わる。でもそれも、ワルスラーン社の社長であるクレア兄、ジュダル・ハーヴェイとの痴話喧嘩でリトルガーデン襲ったの? みたいな感じだった。でもって、その戦闘を終わらせたのはサクラとカレンの歌で、最後に歌を持ってきたら格好良いと思っているのだろうなというやっつけ感半端なかった。でもってその後はハヤトの説得。まぁ、それはヴィタリーにではなく、暴走したクロヴァンだかになのだが、何と言うか、入り込めない分、言葉が軽い軽い。

最も、この作品の見所は戦闘どうのと言うよりも、ハヤトのハーレム具合。美少女たちの活躍なのかなと思う。クレアとその一行の痴女っぷりvsサクラの昔の恩人だったわ、尽くす女ですよという歌姫とのギャップ萌え演出vsエミールの控えめに見せつつな押せ押せなビッチっぷり。それらと戦う天然誑しの主人公ハヤト。最終的にエミールとチューしてくっ付いたみたいだけれど、男装までしてルームメイトとして潜り込んだんだものね。頑張るしかないよねと思ったよ。でもって、第5話のデートのペンダントの件など、もう、怖いわぁ、この女ってなったよ。よく言うわぁって。可愛いとは、個人的には無理だった。思えなかった。

個人的には第10話のカレンちゃんの歌がめっちゃ可愛かった。そしてあの衣装。そりゃぁ、お兄ちゃん心配だよ。ライブ映像見てびっくりしたわ。

それにしても空を飛びながら歌うって流行っているのっかな。最も口が笑顔で大きく開けて固定というのは、まぁ、そこまで期待していなかったけれど不自然だった。歌が良かっただけに残念。

総評として中の下。毒にも薬にもならない感じ。