アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『勇者のクズ』

全24話視聴終了。
ラノベ原作のメディアミックス作品。勇者と魔王がいながら、ファンタジー世界ではなく、現代風SF世界。異能バトル。
ストーリーは、21世紀半ばの裏社会、違法な魔力強化手術で魔王になったマフィアたちと、魔王に対抗するため合法ドラッグE3の使用によって能力を強化して魔王を狩る賞金稼ぎこと勇者が存在する世界。そこでフリーランスの勇者、死神ヤシロは勇者見習の女子高校生、城ケ峰に自称弟子として押し掛けられる。更に勇者養成学校で城ケ峰と同じチームの小柄で子供戦闘員だった過去を持つ雪音。唯一の常識人的で勇者養成学校の創始者アーサー王の娘であるセーラ。なんやかんやで3人を受け入れたヤシロは様々な事件に巻き込まれていく。友人である音楽屋イシノオの死の秘密。師匠の娘である城ケ峰の持つ秘密。セーラの父親であるアーサー王の存在。
駄目な大人と真面目な女子高生の師弟関係でしか得られない栄養があると思う。

ヤシロに、いやらしさがなく、駄目なクズと言いつつも常にきちんとした大人であったのが良かった。大人がいないと、子供は子供であれない。女子高生って子供であっても良いと思うと。
印象的だったのは、北海道編。勇者温泉。常識の違いというか、ヘビーなキャラクターもコミカルに描かれると愛嬌があるなと、次第に明らかになる雪音の過去に、城ケ峰の秘密、それを温泉旅館を舞台にすることで、日常の中の特別且つほっこりした雰囲気になるのは新鮮だった。
戦闘シーンは全体的に格好良いなと。肉体の限界を超えた肉弾戦が綺麗に描かれており、目が離せなくなる。特に第18話第19話の逃走劇。
第23話で城ケ峰が自分がキメラ的存在だったのを知っていたことをさらっと明かすのが良かった。その上で父親の存在に、登場からぶれない正義感。そんな城ケ峰に影響され、変化したというか、元々の気質が現れたのか。ヤシロの最終話でアーサー王に対して「勇者ってのは正義の味方だ。世界を少しでも良くするために戦う。勇者は希望なんだ。それが茨の道だとしても、最善を目指さない理由はない」と説教するシーン。理想論を理想論とわかって真剣に語るのは、重量が加わるねと。ヤシロ、矛盾していることと正直が両立する不思議なバランスのキャラクターだった。いい加減ぶっていて真面目みたいな。駄目な大人と良く聞くけれど、駄目だけれどちゃんと大人ではあるという。最も、ヤシロは最初からそんな駄目でもクズでもなさ気だったけれども。
最後、「理想はやがて現実に勝てるかもしれない」と。ヤシロの思想は良いなと思った。悲観し続けるよりも、理想を語っていた方が、世界は良くなる気がすると最近個人的に切に思う。
総評として中の中。

 

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『ある魔女が死ぬまで』

全12話視聴終了。
ラノベ原作。魔女のある世界だけれども、ファンタジーではなく、魔女宅な感じかなと。舞台もヨーロッパ風で。どちらかと言うとSF的印象。
ストーリーは、17歳の誕生日を迎えた見習い魔女、メグ・ラズベリー。彼女は魔法界トップである七賢人の一人であり師匠でもある永年の魔女ファウスト様から突如「死の宣告」の呪いにかかっており、余命1年と告げられる。呪いの免れる方法は、人の嬉し涙を千粒集めること。なかなか絶望的な状況にも関わらず、明るくポジティブで前向きで、少々口が悪いけれども、誰とでもすぐに仲良くなれる街の人気者のメグ。そんな彼女が様々な人たちと関わり、物語を紡いでいくヒューマンドラマ。
幼馴染で何でも話せる親友のフィーネ。メグと同い年でありながら七賢人の一人で天才と謳われる祝福の魔女ソフィー。七賢人の一人で薬学に詳しい、メグを将来的にアシスタントにしたいというほど気に入った英知の魔女、祈。七賢人でありながら魔法が使えず、半分が精霊という言の葉の魔女、クロエ。
魔法と共存するちょっと不思議な素敵な世界で、悲劇になりうる主人公設定にも関わらず、重たくなり過ぎなかったのはメグのキャラクターだったなと。主人公らしい主人公だったように思える。
印象的だったのは、魔力汚染された大樹を桜に代えてしまったシーン。第1話で亡くなったある少女の母親の好きだった桜の花を見せるシーンに繋がって、大樹を巡って様々なドラマがあり、それが最終的に桜になって街の皆がお花見をするのは印象的だった。
好きだったのは、フィーネの祖父の形見の時計に精霊が宿っているという。八百万の神的な感じが個人的に好き。世界観が良かった。
12話を通して残りあと数話しかないのに、嬉し涙全然集まっていないけれど大丈夫とどきどきしながら見ていたので、まさか最後完結せず、旅に出るメグと言うなかなかに中途半端な所で終わるなんてと。第二期作って欲しい。綺麗に終わりまで観たい。
総評として中の上。

 

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『NEEDY GIRL OVERDOSE』

全13話視聴終了。
ゲーム原作。配信者を目指す承認欲求の強い少女を支える30日間を描いたマルチエンディングアドベンチャー。
ストーリーは、混沌とした令和のネット社会に現れた少女、超絶最かわてんしちゃんこと、超てんちゃんを中心に巡る少女たちの物語りなのだけれど、殆どよくわからないまま、お洒落可愛いにコーティングされながらも、なかなかにグロテスクで、むき出しの感情の狂気の描いた作品だった。
メンヘラにVチューバーにトーヨコ系にゲーム文化にアバター配信に、2000年代からのインターネットカルチャー。前提、ネタ元がわからないとわけがわからないのだろうなと。そして私は殆どわかなかった。
インターネットて便利で、配信って娯楽のはずなのに、誰も楽しそうでないの凄いなと。
印象的だったのは第6話の「ごめんなさい、私、寺山修司のアングラ演劇で育ったの」という台詞、大学時代に寺山修司の映画を見て過ごした者としてはなかなかに噛み締める物があるなと。
現実と虚像が混ざり合うのはちょっと面白いなと思う。
総評としては中の中。

 

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『神の庭付き楠木邸』

全12話視聴終了。
なろう系小説原作。ほんわか日常物にあるちょっとした不思議、ファンタジー要素が加わるの良いよね。
ストーリーは、田舎の新築庭付き一軒家の管理人をすることになりそこに引っ越して来た、実家は温泉宿で、実は不思議な力を持つ青年、楠木湊。実は悪霊付き物件だった。しかし祓いの力を持っていた楠木湊は知らぬ間に悪霊たちを祓い、更にそこにはもふもふでその大きさを変える犬の姿をした山神を始め、その眷属や霊獣たちが多数住みつくこととなる。一方で、人知れず悪霊たちと戦い街の平和を維持する陰陽師集団の存在。陰陽師の一人、播磨才賀は偶然拾った買い物メモから湊の書く文字に悪霊祓いの力があることに気付き、湊の書く護符を買い取るようになる。山神たちと穏やかな日常を過ごしながら、己の力を磨くようになる湊。一方で繰り広げられる悪霊と陰陽師たちの戦い。神々と過ごす少し不思議な日常物語。
和菓子が食べたくなるね。お菓子が大好きな山神に湊が美味しい和菓子を買い集め供えるの良いなと。第9話でタウン誌の出版社にアドバイスする回が良かった。気さくな山神が外でも神様として崇められているのが土着信仰ちゃんとあるねと。
印象的だったのは、基本的に戦闘が主人公たちとは基本関わらない所で行われているの。あまりこういう物語り構成をする作品ってない気がする。
個人的に気になってしまったのが、あまり人間のキャラクターが出て来ないので、ゆるく穏やかな雰囲気の湊と真面目な播磨の同年代の青年が絡むの良いなと。脳内妄想が捗る。
それにしても湊の管理を任されたお家が最早豪邸で、庭も広く趣があるようになり、キッチンも最新式で最高過ぎるね。あそこに1人暮らしは寂しそうなので、同居人が増えて楽しそうだなと。
総評として中の中。

 

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『あかね噺』

全12席視聴終了。
週刊少年ジャンプ原作の女性落語家の物語り。
面白くてつい一気に観てしまったよ。何かしながらと思ったのに、画面から目が離せなかった。あの主人公のあかねの伸ばした髪の先に入ったピンク色が、片耳だけに付けた耳飾りのタッセルが揺れる度に手が止まってしまう。寄せに行ってみたいなと常々思っているのだけれども、こんなドラマチックに落語を見せられてしまったら、本物の落語を生で聞いた時に物足りなくなってしまいそうで怖いわ。
ストーリーは、噺家の父を持つ主人公の少女あかね。彼女は父の魔法のような落語に夢中だった。しかし、真打昇進をかけた舞台で『芝浜』を話し歓声を得るも、阿良川一門のトップである阿良川一生に破門されてしまう。その後、ずっと落語の練習を続けていたあなねは高校生となり、父の師匠であった阿良川志ぐまに弟子入りを志願する。高校卒業後に正式な弟子入りを認められ、前座見習いとして兄弟子たちから様々なことを学ぶ。そして優勝者は阿良川一生との対談ができると知り、どうして父を破門したのか聞くため、学生落語選手権「可楽杯」に出場する。そして、学生落語の天才練磨家からし、声優の高良木ひかるを陵駕し、優勝する。その後、高校を無事に卒業する所で第1期は終わる。
ちゃんとした常識的な大人が常に傍にいるって安心して見られるなと思う。志ぐま師匠があかねを理解し親身になって常に見守っているのは勿論、生真面目な坊主頭の兄弟子、阿良川享二。面倒見が良く、学業に不真面目なあかねにきちんと登校し勉強するように言うの良いね。更に、あかねの担任の岩清水先生。厳しくはあるが親身に進路指導にあたり、落語の知識も理解もなかったのに、きちんと向き合って知り応援するようになるの、滅茶苦茶良い先生。個人的に好きだったのは、そんな先生と兄弟子たちが一緒に可楽杯を見、同じようにあかねを心配し応援するのは見ていて嬉しくなっちゃうね。
第2期が来年1月から。待ち遠しいね。引っ掛かりがなく嫌なこともなくどきどきとわくわくと面白いだけで見られるアニメ最高。原作漫画も気になるね。あと、やっぱり桑田佳祐は恰好良い。
総評として上の下。

 

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『自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う3nd season』

全12話視聴終了。

第3期。原作最後までアニメで放送しての完結。この自動販売機マニアが剣と魔法の異世界で自動販売機に転生という、出オチみたいな内容でよく最後までテレビで放送してくれましたと。なかなか中途で終わる物が多い中、綺麗に終わって本当に嬉しい。

第3期はダンジョン攻略からの冥府の王との最終決戦。すっかり主人公も自動販売機が板に付きまして。畑に転生してきたという謎キャラも登場。マルチコピー機や高圧洗浄機、車のショールーム自販機、カラオケ機、有料双眼鏡、コインロッカー、ガソリン計量器など、もうそれは自動販売機のくくりで良いのかという物まで登場し、更には最終決戦で分身の術という無茶苦茶っぷり。自動販売機コーナードリームワールド。衝撃的過ぎる。もう冒頭が自動販売機に転生がありなら、この世界、駄目なことないよ。
自動販売機でありながら、ハッコンはヒロインのラッミスとの好感度を確実に上げ、最終的にハッコンが人化しちゃうのかな、しちゃったら駄目だろう、対物性愛でも良くないかと思っていたのが、まぁ、はっきりお顔は描かれないまでも最後の最後で人化できるようになっちゃうよね。そしてどんな形であれハッピーエンドで良かった。
総評として中の上。無事完結までアニメで見られたの本当に嬉しい。

 

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『ありふれた職業で世界最強season3』

全16話視聴終了。第3期。

『ありふれた職業で世界最強』 - アニメの感想。

『ありふれた職業で世界最強2nd season』 - アニメの感想。

なろう系原作の異世界転移。落ちこぼれ裏切られ系主人公の逆転チートハーレムざまぁ展開物。
中二心を擽る白髪赤目眼帯イケメン主人公、南雲ハジメのビジュ強いなと、久々に見ても思うね。そんな彼のハーレムは吸血鬼族の金髪ロリ系少女、ユエを頂点に、露出多めバニー少女シア。花魁風和服美人の黒龍なティオ。それとクラスメイトでメタモルフォーゼを遂げた白崎香織。そして今回、新たにハーレム加入のクラスメイトで硬派な真面目系剣士の八重樫雫。更に、帝国ガハルドに嘔吐復興の協力要請によって政略結婚をしなければならなくなったリリアーナ姫を助け、更に兎人族のクーデターに加担し、ここでも好感度上げて来たり。
今期は、張りぼて勇者の光輝たちクラスメイトと共に行動しながら、大迷宮攻略前に、リリアーナ姫をヘルシャー帝国に送り届ける流れからの、兎人族の環境改善からのシアの好感度を更に上げてきて、うっかりユエちゃんから本妻の座を奪い取ってしまうのかと思ったよ。それから、大迷宮攻略。自分の敵は自分と。大迷宮に入った時よりも短期間で強くなっているから、もう一人の自分に勝てるは予想外だった。そして光輝が南雲君に対する敗北感と言うか嫉妬というか、勇者願望も合わさって、自身の虚像に完全敗北で壊れちゃう。異世界転生特殊能力ばかりに目が行ってしまうけれども、高校生が見知らぬ世界環境常識ってだけでもストレス負荷高くて大変そうだなと、そこに更に勇者になれないのに勇者とか、光輝君は段々と嫌なキャラクターになっていたけれども、なんだかいっそ可哀想な印象だった。
良かったのは、第1話で南雲君の眼帯をやっぱり龍太郎と鈴ちゃんがファッションとしてどうかと思うと思っていたことがわかたったこと。アレな人ととか趣味とか。本人も「誰が厨二か」と叫んでいるの自覚あったのだねと。
印象的だったのは、ベッドで回復し目覚めた南雲君とユエが、濁すことなくちゃんとやることやっているよねというの。もうこれはちゃんとハーレム全員喰っているという安心感があるねと。
南雲君、元の世界に帰りたくて、帰る方法を必死で探して、見付けて、その間、異世界で人殺しになってしまった自分が元の世界に戻って元の生活に戻れるのだろうかという葛藤があったのだけれども、それよりも、南雲君の変化したビジュにこのハーレム環境の方が元の世界に戻った時の弊害がありそうだなと思った。
なかなか異世界転移から戻の世界に戻る方法を見付けた展開はないので、これからどう物語が展開するのか楽しみ。第4期。やって欲しいね。無事完結まで見守りたいね。
総評として中の中。

 

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