アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『フレームアームズ・ガール』

全12話視聴完了。

動くフィギュアと言いますか、お人形と言いますか、夢があって好きだよ。『スーパードールリカちゃん』とか。あれってリカちゃん人形が動くのではなく、主人公がリカちゃんで、何故かリカちゃんとは別の守護人形とかが戦っていたのだね。あまりに漠然とした記憶しかないのだけれど。

ストーリーは、ある日普通の一人暮らしの女子高生、源内あおの家に届いた小包。あおは父親からの入学祝と勘違いするが、実はファクトリーアドバンス社から送られて来たフレームアームズ・ガールと呼ばれる完全自立型の小型ロボット「轟雷」であり、その商品モニターに選ばれたのだった。通常の人工知能以上に高度な人格を有する人工自我ASを搭載した最新型の試作機である轟雷と共に生活し、感情を学習させたり、バトルをさせることにより、そのデータをFA社に送ることによってアルバイト代が手に入ることを告げられたあお。更に、バトルデータ収集のために送られてきたマテリア姉妹、迅雷、アーキテクトたちFAガールたちとのきゃっきゃうふふな日常。成長する轟雷。深まる絆。

まぁ、ゆるっとふぁっと楽しめたよ。急に第9話で風邪をひいたあおとFAガールたちが同じ人間として学校に通うようになる夢落ち話しとか、第10話では鍋を作ってゆるゆるな幸せを満喫しているのとか、第11話ではお風呂回。前半がどんどんキャラが増えて結構真面目にFAガールについて語ったりしていたので、シリアス展開になるのかと思いきや、ゆるっとふわっとで、でもって第12話の最終話では何故かお世話になったあおにお礼として今まで歌など歌っていなかったFAガールたちのライブショー。えぇ、ここでキャラソンの宣伝!? とはなるよね。結構真剣に見ていただけに。寧ろびっくりだったよ。

個人的には、ドールとかドールハウス好きなので、第4話のお部屋作りの回は好きだった。

多分、このアニメって人工知能のロボの人格問題とか、FAガールを受け入れる事によって寂しかったあおの欠けた人格を埋めていくとか、そんな面倒と言うか暗いバックグラウンドもありつつのそれを隠したきゃっきゃうふふな日常なのだろうなと思う。だから最終的にあおがお母さんみたいと言われたり、轟雷があおの苗字が欲しいとか言って終ったのかなと。嗚呼、深く考えだしたらどんよりしてきたよ。多分、そこまで考えて観る必要などないのだろうな。

総評としては中の下。自分もFAガールとか欲しいなと思ったが、ドールが人格を持つなど面倒かもしれない。