アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『天使の3P!』

全12話視聴完了。

小学生を性的な目で見る前提の設定というものはどうなのだろう。いや、それは穿った見方過ぎるのか。主人公ハーレム物。だが、『ロウきゅーぶ!』に引き続き、主人公男子高校生に小学生女児がたくさん。これはハーレム天国なのか、将来に期待な光源氏計画なのか、或いは画面外ではあんなことやこんなことがなのか。いや。普通に善意しかないのだろうけれども。多分、自分が如何わしい汚い大人になってしまったから、そんな邪推しかしない。最低だ。

音楽を制作しネットに公開するのが趣味の引き篭もり男子高校生である貫井響。ひょんなことから知り合った、小学5年生の少女3人。泣き虫引っ込み事案のさらさら片結びロングヘアーの潤たん、勝気で紺色ロングヘアーなぞみ、天然マイペースなくーちゃん。彼女たちはお世話になった保護者であるマスターのために、自分たちの過ごした思い出の孤児院である教会でライブを成功させたい。そのためにひびきPに協力を仰ぎ、響もそれを了承した。小学生3人組が一生懸命奏でる、ロリ&ポップなシンフォニー開幕。と、小学生バンドとトラウマを抱えた男子高校生の物語り。まぁ、更にしっかりものの妹がいて、ひびきPのイメージイラストを描いていた「霧夢」のハンドルネームで活動する人気のネット絵師の巫女さんな小学生もいて、中学生になるけれどもそのお世話係の柚葉ちゃんがいて、3人と同じ孤児院で生活する同級生の桜花ちゃんがいて。小中高制覇的な。

全体的にファンタスティックだよね。小学生に大人の使う楽器とか重いだろうとか、バンド活動上手く行きすぎとか、マスターはそんな高価な楽器を所有してどんな金持ちだよとか、元教会をイベントスペースってとか、孤島設定とか、世の中ちょろそうとか、響のトラウマ解消早いな、でも初めて登校するのに授業中にも関わらずギター持ち込むとか、どうなのと。アニメだからさらりと流されている部分も原作だときちんとかかれているのかな。そんなこと気にしちゃいけない作品なのだろうけれど。

それにしても最終回、ラスト、ひびきPは何が「やっぱり最高だな、音楽って」だよ。あんな可愛い子膝に乗せて。一緒にお風呂はいったり、キャンプや海や行って、きゃっきゃうふふ楽しい青春していて、何がと。ひびきP、音楽的才能半端ないよね。更にメンタル実は強いし、学校という小さな枠組みから出れたらちゃんと成功できる人だよね。ライブで前を向けるようにマイクの角度を少し上に変えちゃうなんて気遣いできる男はなかなかいないよ。その上、きちんと「可愛いよ」という場面で言えるし、凄いよ。気遣い屋さんで優しくて、これは皆好きになっちゃうの当然だよ。

個人的に好きだったのは、マスターと桜花ちゃんの釣りキチっぷり。急にメインのストーリー以外でこういうの好き。孤島のロッジで抱えていた魚はどう見ても発砲スチロールだったけれども。でもって、孤島で水着姿ではなく水着を見せる桜花ちゃんの天然っぷりが可愛かった。小学生が変にあざとい分、安心だったよ。

それにしても小学生と関わると「通報されちゃう」と真っ先に出て来る世の中って、嫌な世界だなと思う。

総評として中の中。好みの別れる作品だよね。楽曲、良かった。

 

TVアニメ『天使の3P!』Three Angels Complete Album♪

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「ロウきゅーぶ! 」Blu-rayスペシャルBOX(通常版)

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