全12話視聴完了。ゲーム原作。異世界を舞台にプレーヤーが社長となって冒険者である社員を雇い、ダンジョンを攻略する。
ストーリーは、主人公のミナト君。幼馴染のユトリアに呼び出され愛の告白かなとドキドキして言われた言葉が「私、あなたのこと、、社長に向いていると思っていたの」と。そしてなんやかんやで冒険に出て連絡の取れなくなったミナトの父親で先代社長の後を付いて、赤字の経営ギリギリの会社の社長に就任することになる。
色々突っ込み所もあったけれども、最も気になったのは、最後、第11話と第12話のダンジョンの演出の黒い点が画面をふよふよしているの、本当に虫が飛んでいるのかと思って気になるから止めてほしい。
そして、最後の社長への信頼度か何かを量る意図があるのか、ミナト社長の重大な秘密みたいな感じで、実は一流企業インペリアルの社員だったのだが、暴力事件で辞めたと、伏線を張った上での回収がある。のだけれども、昔からよく知った幼馴染やら友人やら知人にそういうことがあっても、まぁ、色々あるよね。全て話せるとは思わないし、それが必要だとも思えない。だからといって、関係性が変わるとは限らないと、自分は思うのだけれども。なんか、彼らの付き合いの危うさが寧ろ露見した気がして怖かった。しかも、ミナト社長が暴力振るったとしたら、そんなパワハラ上司殴られて当然と。殴られた側と判明した途端、ミナトは優しいね。と手のひら返し。怖い。凄く怖かった。
上司とか役割とか尊重し合うとか、一緒に働く思いやりを忘れないようにしたいと。良いこと言っている風に語る社長が、なんか、本当に怖い会社は「私たちは皆家族だ」と言う会社だと聞いたことを思い出して、ずっと怖かった。経営者サイコパスとは。
ハーレム異世界ファンタジーに、無理やり会社というシステムをこじ付けたかのような印象だった。終始、で、だからどうした。何が言いたいんだ。と、個人手にこの物語に面白味が見付けられなかった。
キャラクターも、主人公のミナト社長がただでさえ性別の見分けが付き難い絵柄にも関わらず、ロングヘアーにリボンのような髪飾りで、なんか、男らしくとか女らしくとかそういうことは思わないが、キャラクターを作る上でなんでそうなったのだろうと違和感しかなかった。
総評として下の上。