全12話視聴完了。
最遊記20周年プロジェクトって怖! もうあれから20年なの。正確には昨年放送で21年前ですが。いや、それ位、うん、それ位のはず。だけど、だけれども、ちょっと目眩がするわ。当時、最遊記の漫画連載始まった頃だよ。もう三蔵のイケメンっぷりに夢中だったし、沙悟浄のちょっと悪い男にはきゅんっとして、猪八戒さんの知的な姿に溜息が出、まぁ、ショタ属性がなかったので、当時、悟空の可愛らしさはスルーでしたが。そして煙草を吸う姿が大人って感じで、嗚呼、あの頃は煙草の美味しさも禁煙の辛さも知らず、ただ、男前を上げる素敵アイテムでしかなかったなぁとか。そんな幼き頃の黒歴史、基、青春が今更テレビで呼び起こされるだなんて。嗚呼。
いやぁ、大人になって観ると、色々と思う所はありますね。当時、イケメン流行の最先端を突っ走っていただけに、流行であったからこそ感じる今更なダサさとか。クレカに固執する会話の流れもだけれども、ストーリーとは別に次回予告後「うら最」には薄ら寒さを感じてしまっている自分がね。あのノリに付いて行けない。そして、過去に闇を抱えたイケメンたちって魅力的ではあるけれども、それぞれがそれぞれに駄目男だったなと、気付いたわけで。あの頃、そんなこと考えもしなかったけれども、仮に、もしも仮にあの4人の誰とお付き合いしても確実に苦労するだろうなとか気付いちゃうわけですよ。単なる王子様ではないし、それが魅力ではあったはずなのはわかっていたはずだけれども、今、こうして見ると、嗚呼、と苦虫を噛み潰した顔になってしまうので、そしてそれを越えて、二次元だからこそ駄目男が好物の自分がいたりして、もう、この20周年を迎える間にあった様々な経験だとか何かが、すっかり拗らせた自分との対面という形で現れて、正直に言うならば、この12話の間、自分が観ていたのは『最遊記』ではなかったのかもしれないとか。そんな感じの約6時間。頭を抱えるしかなかったのですよ。仕方ないね。仕方なかったのだよ。
まぁ、ストーリーとしては当時の記憶もおぼろげで、こんなんだったけとか、最初の方の短編組み合わせたのは見易くてよいよねとか、最終話の戦闘シーンはこんなファンタスティックだったっけとか、結構、まっさらな感じで楽しめたとは思う。改めて、面白い作品ではあったのだよなと。
総評として中の中。過去に闇を抱えた様々なタイプのイケメン駄目男4人組の珍道中物語りって魅力的だよね。
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