アニメの感想。

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『神クズ☆アイドル』

全STAGE.10視聴完了。
顔は良いが、歌も踊りもいまいち。ファンサもしない。やる気のない、底辺クズアイドル、仁淀ユウヤ。顔が良いだけでお金が稼げると思ってアイドルになった彼は、吉野カズキとユニットZINGSにて活動するが、あまりの無気力さに事務所をクビになりそうになる。そんなある日、嘗て神アイドルだった最上アサヒの幽霊と出会う。志半ばにして亡くなったアサヒちゃんは、仁淀ユウヤと共にその体を借りて、再びアイドルをすることとなる。そして仁淀ユウヤに訪れる心境の変化。
ずっと着ている衣装の首のファーが終始、芋虫というか、カブトムシの幼虫が付いているように見えて仕方がなくて、気になって仕方がなかった。第1話ではまだファーっぽく描かれてはいたけれども、段々、それすらもなく、単なる飾りという記号というか、簡略化されて、完全に芋虫。あれはないわ。大抵のアイドル物の最終話のライブでは、多少なりとも気持ちが上がるのだけれども、この作品に限っては、芋虫とずっと思って、格好良いとかそういうのがほぼなかった。もうCGがとか絵がとかではなくて。
絵は、作画崩壊まではいかなくても、背景の簡略化というか、比率がおかしくなっていたりと、特に第6話の背景とか競馬場なのみたいな感じで、最終話のステージもせめて後ろのキラキラが動いても良くないかとか、かなりあれではあった。CGも同人ゲーム位のクオリティーではあったけれども、ただ、無気力キャラの主人公のキャラクターが、まぁ、そういうのもありなのかなと思ったり。
淀君のアサヒちゃんという幽霊に憑りつかれてキャラクターが変わるギャップも、正反対の二人のやり取りも、テンポが良くて面白かった。特に仁淀君のセリフ。第1話の「推しているの造幣局しかなくて。興味がない」とか、派手さはないものの、ちょいちょい面白くてにやけるなと。そして、無気力だけれども、誠実というか自分に正直で迷いがない主人公は好感が持てる。そして記憶力とかもだけれども、地味に仁淀君のスペックが高くてびっくりする。良い。
気になったのは、仁淀君って何歳なのだろう。顔が良いと言う設定はわかるが、絵柄の問題でイケメンなのかよくわからなかったのもあるけれども、その無気力さと発言が完全におっさんにしか思えなくて、30歳越えていてもおかしくないなと。時に吉野君がお目めキラキラで大きかったので、並ぶと余計にそんな感じだった。第3話のパフェ完食に本当に大丈夫じゃなさそうな感じとかも。
個人的に好きだったおは、第6話の「芸能越境大イケメン動会」での「イケメンの生命の躍動は感じられましたか?」という呼びかけは、本当、イケメンというか、推しは生きているだけで素晴らしい。推しを前にした時、生まれてきてくれてありがとう。生きていてくれてありがとう。これからも頑張って下さいなど、おこがましくて言えませんが、取り合えず生きて下さいとなる。そういう気持ちを込めて、生命の躍動は良かったなと。
最終話のZINGS二周年ライブ、finalstage。アンコール放送が本当にアンコールみたいでつい2回も観てしまったよ。二曲目が良かったなと。同じライブでも2回観るとちょっと気持ち入るね。
総表として中の中。

 

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STAGE.1

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  • 今井文也
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