アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『ヴィジュアルプリズン』

全12話視聴完了。
イケメン×アイドル×吸血鬼。
舞台は原宿。音楽は人と人を繋ぐよ、それは人間だけでなく、吸血鬼だって。音楽を愛し、永遠の命を持つ美しき存在の吸血鬼。年に1度紅い月の下で「ヴィジュアルプリズン」というイベントを開催します。吸血鬼の力が最も高まり、最高のパフォーマンスで観客を魅了し、最も美しい歌を捧げるた者が強大な力を授かり、願いが叶うよ。
第1話で画面に流れる歌詞に、これは格好良いのか? 個人的にあっさり目の描き込みの背景と相まって、ちょっと面白いのだけれど。それに主人公の結希アンジュ君が田舎から憧れのアーティスト、ギルの活躍する大都会原宿に上京し、偶然、ヴィジュアル系ユニットECLIPSEとLOS†EDENのライブバトルに遭遇するという唐突展開に、これは面白いのだろうかと疑心暗鬼で視聴を始めた。が、結果的に良かった。わかりやすくキャラクター紹介と、音楽で掴みはばっちり。ライブバトルと言う音楽に合わせて戦う画面は一種のミュージカル的でも、PVみたいでもあって、受け入れやすかった。また、各々のキャラクターが持つバックボーンがわかりやすくて見易かった。シリアスな展開になりつつも、皆、仲良く、共に食事をしたりと、頻繁に和む場面が多かった。ツンデレばかりでも、結局、最終的にはやさしくて。皆仲良しなの本当に良いよねと。好き。
それにしても、物語の重要人物である命が付きかけたギルこと、ギルティア・ブリオン。彼が「ギルティー」とうたっているの、ちょっと面白くて仕方がなくて素直に素敵とならなかったし、最後、奇跡の復活を遂げて喫茶店を営む彼に対しても感動よりもちょっと自己主張の激しい面白ろ系の人という認識のままになってしまった。
最近、時間の流れがとても速いので、吸血鬼で永遠の命となれば1年とか結構すぐに過ぎてしまわないかいと、ヴィジュアルプリズンが年1ってこまめだね。紅白みたいな感じかなと。
ショタ系がストライクゾーンだったことがないのだが、今回、小悪魔系少年ジャック君がとても良かったなと。幼い振りをして我儘を言うのと、高音で歌うの可愛い。ロストエデンのメンバーで皆でゲームしているのが印象的。リーダーのサガと絡むの可愛いかった。
単純な人間なので、格好良いよという風に何度も曲を聴くと格好良いような気がしてしまうのは、何なのだろう。冒頭でそうでもないなと思っていても、最終話のライブシーンにはもう画面に夢中になってしまう。良かった。
総評としては中の中。久々にマリスとか昔のヴィジュアル系の音楽を聴きたいなと思った。特にファンというわけでもなく、もう10年以上聞いていないが、きっかけがあると思い出すものだなと。

 

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