全12話視聴終了。
なろう系原作異世界転移亜種。行ったり来たり。単なる異世界転移かと見せかけて、気が付いたら魔法少女に異能力バトルと盛り沢山。
冴えない中年の脂ぎっていないタイプの方のおっさんと可愛いペットの鳥の組み合わせ。大人が主人公と言うのは安心感があるね。そしてちょっとやそっとでは動じず、でも決して慣れてはいない。変な順応力の高さ。自分の経験からできることを最大限やろうとする真面目な姿勢。でもって決して貧乏くじを引くと言うか、自己犠牲の精神はない。あくまで自分の平穏な生活が第一。そういう姿勢の主人公が好き過ぎて、好感しかない。もう、コミカライズが好き過ぎて何回読み返したことか。
ストーリーは、商社勤めで家族も恋人もいない平凡で真面目なサラリーマンの佐々木。ある日、癒しを求めて文鳥を購入する。実はその文鳥ことピーちゃんは異世界の賢者の転生後の姿であった。そしてそのピーちゃんの力により、佐々木は異世界へ転移することができるようになった。そして可愛いペットのピーちゃんにより良い生活をさせるため、日本で物を買い、異世界で売り、レストランを開くこととなる。更にピーちゃんに魔法を習い、そのことによって会社を辞め、内閣府超常現象対策局に所属することとなり、氷の能力を持つ実は現役女子高生である星崎の部下として異能バトルに参加することとなる。そしてその先で知り合った対立する組織に所属していた着物の美少女ロリババァな二人静が仲間になりその面倒をみることとなったり。謎の魔法少女が登場したり。その一方で異世界でも戦争に、親交のあるミュラー子爵が戦争に巻き込まれ、その娘エルザがうっかり現代社会に来てしまったり。隣の部屋に住む女子高生との交流。なんだか色々ありつつ、気が付いたらおじさん女子高生に大モテ状態。無自覚。
気になったのは、文鳥に人間と同じお肉を食べさせて良いのかなと。いくら賢者の記憶と力を持っていても、体は文鳥でわとちょっと心配になる。そして、文鳥の可愛らしい姿で難しいことを言うというアンバランスさはちょっと癖になる。
これだけ盛り沢山にも関わらず、胃もたれせずに物語が構成できるのはこの主人公と文鳥のキャラクターだからだよなと思う。
そして、CMの実写があまりにリアルではまっていて良かったな。映画かドラマになるのかと思ってしまったよ。あまり実写は好きではないのだけれど、これは実写版が見たい。あの微妙に合っていない背景も含め。面白かった。
まだまだ物語も続くので、続きが楽しみ。早く漫画出ないかな。
総評として中の上。