アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜』

全11話視聴完了。

なろう系の異世界転生。チートなのかな。赤子の頃から前世の記憶があったため、他の子より成長が早いのと、魔法の勉強を頑張っていたのと、異世界で本気出したから故の力なのかな。

ストーリーは引き籠りニートの男が実家から追い出され、トラックに轢かれて死亡する所から始まる。そして剣と魔法の世界に転生することとなる。過去の記憶と後悔を生かし、独自に魔術を勉強をし、魔術の家庭教師ロキシーと出会う。そして外に出られないトラウマを克服し、そして出会った幼馴染のシルフィエット。彼女と仲良くし過ぎることを懸念した父パウロにより、シルフィエットと2人で通うための魔法大学の学費を溜めることもありつつ、急遽、ルーデウスの貴族の家庭教師としての働き口を見付け、送り込むこととなる。家庭教師仲間のパウロの古い知り合いで獣人族の剣王ギレーヌ。そして、我儘じゃじゃ馬お嬢様のエリス。誘拐事件とか、ダンス講習とか、色々ありつつ、語学の勉強もしつつの平穏な家庭教師生活。だけれども、10歳の誕生日翌日に起きた、ロアの街上空で起きた魔力暴走によるフィットア領転移事件。エリスと共に転送させられた魔大陸。神との接触。更に魔族の戦士ルイジェルドと冒険者パーティー「デットエンド」を組み、帰還を目指す。

結構さっくり解決させたけれども、父親パウロが母親とメイドを同時期に妊娠させてルーデウスに妹が2人できたり、強制出稼ぎによりシルフィエットと全く連絡手段を絶たれたり、エリスの架空誘拐事件が実は本当の誘拐事件であったり、魔大陸に転移させられたことも、そこで出会ったルイジェルトの倫理観がルーデンスたちと異なっていたことも、よくよく考えるとかなりヘビーな内容なのだがそこまで重たくならずにサクサク観られたのは、構成や演出もあったのだけれども、なにより、主人公ルーデウスの声優さんが『銀魂』の銀さんのイメージが強い杉田さんだったので、どことなく感じる駄目さというか、脱力感が良い感じに作用していたと思う。ルーデンスのちょっとエッチな性格とかもコミカルに描かれていたり。声優さんのイメージをここまで上手く使えるのだなと、最初は銀さんの顔がちらついていたけれども、今やルーデンスはこの声だなと思える。また、子供の姿の時と心の声の変化も良かった。

印象的だったのは、物語り冒頭のリアルなシーンと、エリスの誘拐事件時に女の子、ヒロインの1人にも関わらず顔をボコられていたの。そんな強烈な場面とルーデンスの軽い冷めたノリの対比が面白かった。

物語はまだまだ途中なので、続きが気になる。アニメ2期を期待するか、コミカライズを読むか悩む。多分、アニメだからこの重たい内容を楽しめた気がして、原作とか読むのちょっと怖いのだよね。

総評としては中の上。

 

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