アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『ただいま、おかえり』

全12話視聴終了。
BL。オメガバースがアニメ化するって、そういう時代になったのかと考え深い。
ストーリーは、優秀なエリートな人種が多く、フェロモンに反応するα。大多数を占め、フェロモンを感じない中間層のβ。大量にフェロモンを放出する発情期を持ち、性別に関係なく出産可能なΩの3種類の人種が存在する世界。それによって差別や偏見のある社会で、αである藤吉弘と結婚し、専業主夫となった藤吉真生。そして息子の輝。彼ら3人の家族が郊外の一軒家に引っ越す所から物語は始まる。自分に自信の持てない真生。それを支える弘。そして可愛い幼子、輝の、ほのぼの日常系物語り。
オメガバースの楽しい部分以外、差別とか、本能に苦悩とか、そんなものばかりを描いて、それを幸せそうな家族の絵でまとめたような作品で、個人的に、どこに楽しみを見出したら良いのかわからなかった。
知らない間にあった主人公カップルの過去の問題を、あの時はしんどかったね。でも今は皆仲良しハッピーになれたねと言われても、いや、そんな何も知らない他人のそんな事後とかどうやって興味を持ったらよいのだろうかと、そんなまま進んだ10話だった。
いつの間にか2人目もできているし。それもBL出産物にありがちな、妊娠中や出産のしんどさふっとばしてさらっと生まれているし。産後の睡眠不足なしんどさもないまま。男性の方が肉体的ポテンシャル高いから育児の負荷少なさそうとは思うが。いや、それだと育児自体はリアルな社会でも男性が担った方が効率的なのでわないかとか、なんだか余計なことばかり考えてしまった。
そして仲良くなったママ友的、この場合ママ友で正しいのかも謎だけれども、そんな友人望月さん。実は真生と同じΩで、番になったαである弘と出会ったことで、今までαによって色々あったのもあって酷いことを言い、仲違いをしてしまうのが、物語の一番の見せ場だった。
Ωの被害者意識が高いけれども、相手を選べずフェロモンにあてられるのはそっちもそっちでしんどいよねと、11話のやり取りを見て思った。この作品の作り方が、ちょっとずつ出て来る問題が、ほぼ毎回、相手側になってもう少し考えたらという想像力のなさによって生まれることが多くて、それは望月さんと真生の問題も同じように思えた。
まさきは最後まで何を考えているのかわからなかった。でもまさき以外に興味がなくて、それ以外がどうでも良いというヒロさんの気持ちの方がよくわかるなと。好きな物以外ってどうでもよいよね。でも好きな物が興味を持っているなら、それはそれで見守ろう的な。
お互いに思い合う癒し系なほわほわした雰囲気で描いているのだけれど、まさき君はお花畑で考えが足りなさそうで、個人的思う癒し系とは違っていたので、多分、合わない作品だったんだろうなと思う。
最終話のリスペクト大事と、それはそうだよね。大事だよねと。そこだけは共感できた。ただ、最後、子供に言わせるの本当気持ち悪いと思ってしまう程度に、多分、自分は歪んでいるし、この作品が向いていなかった。
総評として中の下。

 

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