アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『ティアムーン帝国物語〜断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー〜』

全12話視聴完了。

異世界時間逆行やり直し物語り。マリーアントワネットオマージュ風。
主人公のミーア姫が心を入れ替えて努力するというよりは、些細なことをきっかけに物事が面白いように好転していく様がテンポ良く畳みかけるように進行していくので、それが爽快で愉快な作品だった。ご都合主義と言い切るには、主人公の思惑とは別の所で進行してくので、確かに主人公にとって良い未来に進んでいくので嫌な感じは一切なかった。
ストーリーは、ティアムーン帝国で起こった革命により、わがまま姫だった皇女ミーアが処刑されるところから始まる。しかし、落ちたはずの首は無事で子供の頃に逆行していた。そして手元には当時の日記帳。再びの断頭台を回避するため、小心者で無知なミーア姫は己の保身安全のため大奮闘。歴史改変ファンタジー物語り。
身分の高い者は無知が罪になるのを具現化したかのような存在で、己の食費を知る所が最初のターニングポイントだったように思える。そして嫌いだった満月トマトのスープを美味しいと食べ、それがどんなものかを知って、それが彼女の変化でその後の全てに繋がって行くのが印象的だった。他人に感謝し、尊重するって好印象なキャラになるなと。学園生活に、いつの間にかできた友人に思い人に、回避できた革命と、他国で起きた革命騒動。色々あったが、一貫してミーア姫がありがとうと言える自己中なキャラというのが可愛かった。テンポが良くて進行が速いので一気に観られるのは良いね。そして悪い奴が出て来ないのは本当に見易い。結構シリアスな展開になりそうなのに一切ならない、コメディと言う程でもなく、丁度良いバランスのエンタメ色の強い作品だったと思う。
総評として中の上。

 

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