アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『怪異と乙女と神隠し』

全12話視聴終了。
都市伝説や日常にある怪異をモチーフにしており、コミカルに描いている面もあるのだが、深夜に1人で見ていたら地味に怖かった。
ストーリーは、若くして天才ともてはやされ、今はスランプ中の小説家で、駅前の書店でアルバイト中の緒川薫子。物語りは彼女が勤務先の書店にいつの間にか増える「逆万引き」の本を手にしたことから始まる。決して口に出して読んではいけない本。偶然に揃った様々な条件。それによって薫子は幼い頃の姿になってしまう。そして彼女と親しい同僚で、普段無駄話ばかりしていた謎の少年である化野蓮によって救われ、その後、人々が噂する怪談、都市伝説、現代怪異と関わることとなる。そして実は異界からの漂流者であり、血のつながらない妹であるお嬢様学園に通う化野乙を元の世界へ帰すために、自己犠牲も厭わず奮闘する。
ぐるぐるの目はなんだかそれだけで怖いね。

意味があるのかないのか謎な特殊性癖が作中に盛り込まれていて、もうどう捉えたら良いのかわからないのもちょっと怖かった。ただ、薫子さんの大きな身体は、おネショタとかそういうものではなく、幼子になったり元に戻ったりでする化野君との追いかけっこは滅茶苦茶格好良かった。それに女子高生となって学校潜入する時の明確な体型差は見易かった。
印象的だったのは、雨の日にドアノブをガチャガチャ回す怪異。台湾の怪異が日本に伝わって変化を遂げてという経緯がなんだが異様に説得力があって一番怖かった。
Vチューバー付喪神になる話しは、急にアイドルな曲とダンスを入れて戸惑いもあったが、ちょっと良い話しになっていてじんわりしたわ。
薫子さんの幼い日に偶然行き着いた書店での話しは、本当にありそうなちょっと不思議な夢のある話しで好きだった。
最後、小説を書き終えた薫子さん。妹を元の世界に返すための切符の対価に自分自身を差し出す化野蓮。帰りたいとか帰りたくないだとかそういう感情など意味のないかのようにきさらぎ駅で電車に乗った乙ちゃん。でもって再び幼き日に出会った謎の書店で、化野君が出て来て、最後が一番よくわかなかったので、なんだろう。不完全燃焼。ED恰好良くてまとまった気に一瞬なったが、全然わからなかったよ。もやるわ。原作漫画が家にあったので、読んだらすっきりするのかな。
総評として中の中。

 

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