アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。』

全12話視聴終了。
なろう系。OLの過労死からの異世界転生。
ストーリーは、過労死した主人公の前に突如現れた神様。特別な力を与え異世界転生し、人類が存続すべきどうか見極める代わりに、死に方を変えてあげようと。疲弊し、もふもふに飢えた主人公は人間以外の生き物に好かれる力を持って、聖獣や獣人、魔物などがいる世界に、貴族の子、ネフェルフィアとして新たな生を受ける。そして3歳に成長した所から話しが進み、本来は契約者であるガシェ王国王太子ヴィルにしか心を開かない聖獣天虎のラースとお友達になる。その後、ドラゴンやら魔物やらと仲良くなり、人間と人間以外が共存する世界を目指す。
小さな子供の外見に中身が大人と言うキャラクターに生まれる一定需要。ただ、印象的だったのは、大人の知識経験で無双する話しではなく、あくまでチートスキルは神様に貰った「人間以外の生物から好かれる力」のみで、異世界の年齢ではなく、それに転生前の実年齢27歳相応の普通の思考力で考えて成長していく話しだった。ただ、この主人公が凄いのは環境に甘えることなく、愛され甘やかされていることを当然のことと思わずに、常にきちんと現状を考えて学んで進んでいくという点が主人公が主人公である由縁だのだろうなと。
絵柄が可愛かった。特にお衣装。中世ヨーロッパ風のお衣装を良い感じにアニメ仕様に省略していて無駄な露出もなく可愛かった。第1話のレベリスタン、ちょい出だけれども、ビジュアル好きだった。
最終話の締めでドラゴンが主人公を背負うとかでなく、籠に入れて運ぶの気遣い良いとなった。リボンまで。そして「この世界は美しい」「人間は愚かで弱くて。人間以外の命もいろんな形で一生懸命生きていて」「この世界が好き。この世界のみんなのことが大好き。だからネフェルティマの名に誓うわ。だからシナア計画を成功させることを。この輝きの中で1つにすることを」と、なんとなく無難に収まったなと。だた、気になるのは主人公は人類が存続に値するかどうかは考えていないなと。そこはあまり重要ではなかったのかなと。まぁ、もふもふはできているようでなにより。ドラゴンはちょっと固そうではあるけれども。
総評として中の中。

 

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