アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『休日のわるものさん』

全12話視聴終了。
○○戦隊の様式美がわかっていないと楽しめないのだろうな、と思った。
宇宙から地球を侵略するためにやってきた悪の組織と、地球を守るレンジャーとの戦いの、その悪の組織の幹部であるわるもさんの休日と、それに纏わる周囲のあれやこれなほんわり癒し系コメディ。
悪の組織は組織としてあるとして、わるものさんは普通のアパートに住み、コンビニでお買い物をし、限定のアイスもにくまんもチェックして、普通に生活をしており、もう、どうやって宇宙からそんな地に足付いた生活に至ったのかが気になる所だった。そして仕事のオンとオフとの切り替えができていて良いねと。あのお化粧は職場にメイクルームがあるのかしらん。
オフなわるものさんは可愛い物、特にパンダが好きで、親切で。人外、木の精霊なんかとお話しできたり、ちょっと不思議な能力もあって。もう、地球を侵略する目的がいまいち見えない。そして個人的に、優しい話しとギャップ推しな癒し系な雰囲気だからこそ、想定外にレンジャーの個人事情が意外とがっつりシリアスで心を削いでいくなと思った。良い風にまとまりはするのだけれど、全てか過程が重たくて、全て良かったねとならないようなほの暗さが残った。
わるものさんも人外だけれど、レンジャーも大概に人外。最終話、親切にしてもらったわるものさんにレッドがお礼をするシーンが、良い風に終わってはいるけれど、自分的にはあれはもうどう捉えたら良いのかとぐるぐるしてしまった。戦わなくてよいなら戦わなくても良いんだよと。
個人的に、コンビニでいつものアイスがくなったり、順繰りに買ってパンダまんを狙うも、商品入れ替えに翻弄されるわるものさんが良かった。そしてパンダが好きなので、あんなパンダグッズ実際に売っていないかなとちょいちょい思いながら見ていた。
後は不憫なピンクが可愛かったのど、EDのアンニュイな雰囲気が好きだった。
総評として中の中。

 

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