アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『RWBY Volume 1-3: The Beginning』

アメリカのアニメ。Volume 1からVolume 3までの日本語吹き替え版を特別編集したバージョン全13話視聴完了。

ちょっと前まで、個人的に海外アニメが苦手で観られなかった。絵もキャラクターもストーリー構成も全然慣れないと。だけれども、このRWBYはなんだか凄く可愛い。絵も萌系に寄っているというか。3Dアニメも『亜人』やら『正解するカド』なんかで見慣れたせいかな。ただ、どうしても色数が少なくのっぺりした印象はある。また、キャラクターの骨格がしっかりしているというか、肩幅が広いというか。そしてテンションが全然違う。海外ドラマを見ていても網のだけれども、個人主義と言いますか、我が強いというか、ダンスパーティーとか踊れなくて仕方ないよと思ってしまうというか。それが面白かったりもするのだけれどもね。

ストーリーとしては、科学と魔法が同居する世界「レムナント」には、人類や獣人、動物、そして「グリム」と呼ばれるモンスターが存在した。そして、暮らしを脅かすグリムを討伐したり、治安の維持をする「ハンター」により世界は守られていた。主人公の赤頭巾をモチーフにした少女、ルビー・ローズはひょんなことからハンター養成学校「ビーコン・アカデミー」に飛び級で姉と共に入学することになる。そこで出会う仲間達と一緒にプロのハンターを目指す。

ストーリーの全体としてはわかり易いのだが、細々色々あって展開が凄く速い。テンポ良くぽんぽん進んで行く。キャラ数も少なくないので、ちょっとでも目を離すとわからなくなるが、アクションも良くて、音楽も個人的に英語の歌が流れるとなんか格好良いとなるので、つい夢中になってしまった。面白かった。

また、グリム童話をモチーフにしたルビーの衣装が凄く可愛い。単色なのが余計に映えるというか。好き。お姉ちゃんヤン・シャオロンの黄色いのも良かった。

最終的に、俺たちの旅はこれから始まるオチ。その絶望の先にあるものは。「これは終わりの始まりだ」とのことだが、まぁ、まだ本編ノーカット版が続いているのかな。仕方ないね。

総評として中の上。

youtu.be

 

『スタミュ(第2期)』

全12幕+総集編視聴完了。

「夢を諦める方法なんて、知らない」とイケメン男子高校生によるミュージカルアニメ。感想としては第1期とほぼ変わらず。

ただ、やはり第1期の視聴から間が空いたため、急に入るミュージカルと言う歌のシーンに戸惑いを感じつつ、嗚呼、これが良かったのだなと思い出すのに時間がかかったり。尤も、最後の、綾薙学園権限で用意されたもう1枠の全ライブな総集編に、可愛い男の子が歌って踊るってそれだけで尊いななどと惑わされてしまったけれども。皆、可愛い。凄く可愛い。癒し。

ストーリーとしては、2年生に進級し、ミュージカル学科生となるも、新たなる試練、鳳たち卒業生がメインキャストを務める卒業記念公演のサポートをすることに。伝統の演目「Shadow&Lights」に用意された2年生育成枠の5人に入るため、星谷くんたち新ミュージカル学科生25名はオーディションに挑むのだが。

まぁ、相変わらず良い子な星谷くんが次々と他のキャラクターたちを攻略し、この誑しがと。そしてそんな星谷くんの影響を受けて、最初は取っ付き難い子たちが次々に可愛く見えてくる。凄い。特に今回のメイン攻略キャラの揚羽くん。ツンからのデレに急変。前回、同室という事で一歩先に出ていた女房なのかなというポジションな那雪くんが卯川くんと仲良くなって離脱しかけたり。嗚呼、けっしてBがLという視点で見ているわけではなく、可愛い男の子たちのきゃっきゃうふふな戯れがもう良い。

尤も、今回の一番の見所は、今更だけれども「憧れの高校生」が鳳先輩と判明し、柊先輩の代わりに、ランバート役に抜擢され憧れの高校生とと鳳先輩と共演することになった星谷くん。流石のメンタル強め本番強い星谷くんもよっとプレッシャーにやられちゃうよ。そこからの起死回生。舞台中に起こったトラブル。

終始、どうしてこうなったですよ。決して好みでなかったキャラクターたちに、荒の見えるストーリー構成。なのに、気が付いたら魅了されている。いつの間にか「我ら、綾薙学園華桜会」のタイトルを歌うシーンが頭から離れなくなったり。決して本心から格好良いと思っていなかった楽曲までも、最終的には良い曲だなと思っていたり。アイドルとか全然わからないけれど、心の乙女がキャーっと叫ぶ。危険。「ユメツボミ」とか天使が2人いるよって、手を強く握って親指の爪がちょっ喰い込むほど夢中に観ていたよ。ただ、どうしても個人的趣向からか3次元というか、2.5次元は受け入れられないので、急にCMとか入れられてしまうと冷静にならざる得ない。恐ろしいわ。

総評として中の中。

 

『ツインエンジェルBREAK』

全12話視聴完了。

やばい、殆ど記憶に残らなかった。一気に12話観たのに、内容が頭をするする抜けていくとか。変身後のお衣装が卑猥過ぎる。女子中学生にこんなの着せて大丈夫。卑猥って感じる心が汚れているのか自問自答してしまったことくらい。

天真爛漫正義の味方に憧れて、太平洋の孤島から引っ越してきた天月めぐるちゃん。ツインエンジェルに縁のある厳格な家系で、クールな大食いで人付き合いが苦手な如月すみれちゃん。二人はひょんなことからみるくちゃんというハリネズミからの命令でツインエンジェルとして悪と戦うことに。ことにって、まぁ、よくわからないよ。話しは単純なのに、多分、脳内で処理仕切れない何かがあったのだと思う。メアリ先生の痴女のような格好とか、怪盗ミスティナトと始めとした男性キャラクターの灰汁の強さとか。

まぁ、色々するっと流れた割には、第5話の水着回は意外と印象的だった。「素晴らしくだらしない人妻感が出ている」とさらりと同級生に言っちゃうセンスは嫌いではない。水着可愛いなと思った。

総評として下の上。

『フレームアームズ・ガール』

全12話視聴完了。

動くフィギュアと言いますか、お人形と言いますか、夢があって好きだよ。『スーパードールリカちゃん』とか。あれってリカちゃん人形が動くのではなく、主人公がリカちゃんで、何故かリカちゃんとは別の守護人形とかが戦っていたのだね。あまりに漠然とした記憶しかないのだけれど。

ストーリーは、ある日普通の一人暮らしの女子高生、源内あおの家に届いた小包。あおは父親からの入学祝と勘違いするが、実はファクトリーアドバンス社から送られて来たフレームアームズ・ガールと呼ばれる完全自立型の小型ロボット「轟雷」であり、その商品モニターに選ばれたのだった。通常の人工知能以上に高度な人格を有する人工自我ASを搭載した最新型の試作機である轟雷と共に生活し、感情を学習させたり、バトルをさせることにより、そのデータをFA社に送ることによってアルバイト代が手に入ることを告げられたあお。更に、バトルデータ収集のために送られてきたマテリア姉妹、迅雷、アーキテクトたちFAガールたちとのきゃっきゃうふふな日常。成長する轟雷。深まる絆。

まぁ、ゆるっとふぁっと楽しめたよ。急に第9話で風邪をひいたあおとFAガールたちが同じ人間として学校に通うようになる夢落ち話しとか、第10話では鍋を作ってゆるゆるな幸せを満喫しているのとか、第11話ではお風呂回。前半がどんどんキャラが増えて結構真面目にFAガールについて語ったりしていたので、シリアス展開になるのかと思いきや、ゆるっとふわっとで、でもって第12話の最終話では何故かお世話になったあおにお礼として今まで歌など歌っていなかったFAガールたちのライブショー。えぇ、ここでキャラソンの宣伝!? とはなるよね。結構真剣に見ていただけに。寧ろびっくりだったよ。

個人的には、ドールとかドールハウス好きなので、第4話のお部屋作りの回は好きだった。

多分、このアニメって人工知能のロボの人格問題とか、FAガールを受け入れる事によって寂しかったあおの欠けた人格を埋めていくとか、そんな面倒と言うか暗いバックグラウンドもありつつのそれを隠したきゃっきゃうふふな日常なのだろうなと思う。だから最終的にあおがお母さんみたいと言われたり、轟雷があおの苗字が欲しいとか言って終ったのかなと。嗚呼、深く考えだしたらどんよりしてきたよ。多分、そこまで考えて観る必要などないのだろうな。

総評としては中の下。自分もFAガールとか欲しいなと思ったが、ドールが人格を持つなど面倒かもしれない。

 

 

『覆面系ノイズ』

全♭12視聴完了。

キャラクターも絵もストーリーも構成も全然好みでないのに、ライブシーンに全部持って行かれた。凄い。アイドルなのかバンドなのか小奇麗にまとまった音楽が溢れる中、久々にロックだわと。叫ぶような、荒削りを演出した歌声に、音楽。3Dと絵のバランス。バンドメンバーだけでなく、観客の組み込み方、主人公の溢れ出す感情。もう、第1話のライブシーンで、正直、最後まで視聴できないかもと流そうとしたのを釘付けにされて、最終話まで一気に突っ走った感じがする。そしてその第12話のロックフェスでのライブ。もう、あまりに凄いと涙が毀れるね。凄かった。ニノのぴょんぴょんと揺れるツインテの髪に、開きすぎる口。目が離せなかった。凄かった。凄く良かった。

ストーリーとしては、歌が大好きなニノという少女。幼馴染で初恋の相手であるモモ。作曲が得意な少年ユズ。それぞれ出会った2人の少年たちとは幼いまま離れ離れになってしまう。そしてモモとの約束「いつの日か、歌声を目印にニノを見つけ出す」という言葉を信じて歌い続けるニノ。高校に入学し、再び出会った3人。まぁ、色々あってユズの所属するバンド「in No hurry to shout(イノハリ)」のボーカルとなったニノ。一方、金のために曲を売ることを選ばざる得なかった、すでに作曲家として仕事をこなすモモ。ニノを巡る恋愛と、「僕達はほんとのこころを隠している」と。恋愛面だけで見て行くと誰もやりきれない感じ。

ご都合主義のストーリーというか、他人の気持ちに無関心で自分の事しか見えていないヒロインのニノ。それにメインの男性陣2人が母親に問題を抱えているとか。そもそも、恋愛と仕事と音楽と家庭の問題は本当はどれも別の問題だよねと思うのだよ。そこを混ぜるから面倒なことになるのだよなと。物語りも、自分は誰も好きになれなかった。ただ、一生懸命練習して音楽に直向な感じは良かった。最近、バンド物のアニメ見ていて彼女達はいつ練習しているのだろうかと思う事が多かったから余計かもしれない。

もう一つ、前半は高校生なのに、皆、深刻で大変そうと思っていたので、第10話の合宿の辺りからようやく高校生バントっぽさが見られて安心した。

まぁ、最終的に再び消えたモモと、何一つ、終っていない彼らの恋愛模様。彼らはちゃんと幸せになれるのだろうか。幸せになって欲しい。

総評として中の上。個人的に『BECK』以来の衝撃。受験やら進学やらで漫画やアニメから離れていたのに、深夜、偶然に見た『BECK』のアニメでまたアニメに夢中になったのを思い出したよ。

 

ALICE ~SONGS OF THE ANONYMOUS NOISE~<初回仕様盤> (2枚組)

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覆面系ノイズ 1 (花とゆめCOMICS)

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『バチカン奇跡調査官』

全12話視聴完了。

この物語は実在の名前とは関係ありません、と注釈が入るよね。リアル系の絵と題材なにもの関わらず、予想外にさっくり面白おかしく観られたのは奇跡という陳腐で素敵な物を中心に物語が進行していくからだろうか。

キリスト教カトリック信仰の聖地バチカン市国。そこに寄せられてくる「奇跡の申告」に審査を行い、真偽は判別する機関「聖徒の座」に所属する神父は奇跡捜査官と呼ばれる。敬虔なカソリック教徒で天才的な科学者でもあるが、科学で実証できない「奇跡」との出会いを求めて、奇跡調査官の任に就いた、平賀・ヨゼフ・庚。古文書と暗号解読のエキスパートで、奇跡調査官として平賀とコンビを組むロベルト・ニコラス。二人のイケメン天才神父コンビがあらゆる「奇跡」を捜査し、そこに隠された事件と陰謀を暴いていく。

 

冒頭3話で始まったお話しはナチスヒットラー精子は色々な場所で冷凍されているね。すごくキャッチーだなと。

でもって、情報局に在籍し、情報収集や道具の調達などで補佐する謎多き天才で獄中の犯罪者、ローレン・ディルーカ君。敵なのか、悪なのか、キラキライケメン、アフリカのソフマ共和国の教会で貧しい人々を救う聖者のような司祭のジュリア司祭。療養中のためドイツの病院で過ごしている平賀・ヨゼフ・庚の弟、平賀良太。などなどイケメン大放出の、嗚呼、綺麗だなと。

キリスト教徒か宗教的文化や機軸や問題などに無学ではあるのだが、『赤毛のアン』の時代のような盲目的キリスト信仰。奇跡という、異教徒、悪魔崇拝にもなりうる、微妙な面白さがあった。不謹慎かもしれないが、宗教って客観視すると面白いよ。盲目に神を信じる滑稽さとか。

総評としては中の中。原作も面白そうなのだが、最近、本を積み過ぎて手が出せない。

 

『SHADOW OF LAFFANDOR ラファンドール国物語 〜FANTASY PICTURE STORY〜』

前12話視聴完了。

15分アニメ? アニメと呼んでい良いのかな。アニメとビジュアルノベル風?? 紙芝居なのか。動かない。止め絵とか。ゲームぽかった。専門学生が作っているよな。新しい物を作ろうとして、何一つ新しくない風と言いますか。音楽は印象的だったけれど、個人的には楽しみ方がよくわからないまま終ってしまった。

ストーリーは、ラファンドールと言う国の小さな村に暮らす少年リエンと、その妹トレスタと母ベネッタと暮らしていた。妹の誕生日にヴァイオリンを買うために昔から持っていた古いペンダントを手放したことから運命は動き出した。謎の兵士に襲われ燃えた村。従いの森に逃げ込んだ二人。瀕死のトレスタに、リエンの出生の秘密。本体から別れた影の存在。光の王と影の王。

色々面白そうではあったよ。あったけれど、お話しの終末、リエンが王になるというのがあり気で物語が進んで行くので、ドラマチックな感じがなく、淡々とした台詞とナレーションの語り口に、ただでさえ感情のわかりにくいキャラクターと合わさって、臨場感のないのっぺりした物語りになったなと。

なんと言うか、夏木マリという印象しか残っていない。絵も音楽も印象的だったのだけれど、物語り冒頭の夏木マリに全部持って行かれた。

総評としては判定不可。アニメじゃないと、思う。同じ土俵で判断できなかった。