アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『立花館To Lieあんぐる』

全12話視聴完了。

日常系百合的萌な5分アニメ。

高校入学のために学生寮に入居した主人公、夏乃はなび。純和風のボロアパートで、何故かラッキースケベにハーレム生活。そこにあるのは友情なのか、恋愛なのか。

まぁ、さっくりさらりときゃっきゃうふふで特に何も思う所もなく視聴を終えてしまった。ただ、最終話の夏祭りの花火をバックに笑顔のはなびちゃんは印象的だったかな。あと、同じラッキースケベでも女子同士なら不条理な暴力に繋がらなくて見やすいなと。こんな百合作品も成立しちゃうんだなとか。そんな感じ。

総評としては中の下。5分アニメの感想って難しいね。さらりと見流してしまうよ。

 

立花館To Lieあんぐる: 1 (百合姫コミックス)

立花館To Lieあんぐる: 1 (百合姫コミックス)

 

『ダーリン・イン・ザ・フランキス』

全24話+プレイバック特番2本視聴完了。

凄く好みだった。ヒロインのビジュアル。ピンクロングストレートパッツンな髪型。目尻の赤いライン。そしてあの強気な口調のままらなさ。一見、天真爛漫なのに、すぐにその顔も曇る。鬼という設定も良い。いきなり濃厚なキッス。もう夢中になったよ。

更に、ロボットの女性的なデザイン。足首の絞まったヒール型のロボって良いよね。『STAR DRIVER輝きのタクト』のタウバーンを見て、こんなロボットもありなのだなと。ごついガンダム的な物だけではないのだなと知り、それで今回のストレリチアのラインは個人的に凄く好きだなと。尤も、ロボットに関しては色々なことを吹っ飛ばして、男女ペアになり、四つんばいになった女子の尻から操縦桿が出ているのを男子が操るって、衝撃的だよね。エロいとかじゃなくて、もう、兎に角、何? これ?? 的な驚きがあった。

ストーリーとしてはSF未来系ファンタジーなのかな。荒廃した大地。人類は移動要塞年プランテーションを建設し、マグマ燃料をくみ上げ無尽蔵に使い、文明を謳歌していた。その中に作られたミストルティン、通称トリカゴ。その中で外の世界を知らず、にただ戦うために生かされた、戦うことだけが自らの存在を証明すると信じるコドモたち。主人公はかつて神童と呼ばれた少年、ヒロ。フランクスに乗れない彼の前に現れたゼロツーと呼ばれる謎の少女。彼女はキョリューの血を引く、ゼロツーの額からは二本のツノが栄え、彼女と乗ると3回目で死ぬという。「ボクのダーリンにならない」と、差し出された手。「今から君はボクのダーリンだ」と掴んだ手。「見つけたよ、ボクのダーリン」と、運命の再開。二人の過去と、愛しあう未来。更に、コドモたちの思春期に、隠された大人たち、人類の秘密。叫竜を全滅させる最終作戦と、コドモたちの自立から成長。でもって生まれる新たな命。一方、鬼であることを選んだヒロとゼロツーは敵であるVIRMを倒すため宇宙に飛び立つ。

ロボット戦闘物ではあるのだけれども、終始、ヒロとゼロツーの恋愛物語りでもあったなと。愛し合う二人、次々訪れる過酷な運命とすれ違いと。そしてそういうのを全て吹っ飛ばすラブパワー的な。二人で声を大にして愛を語らいながら戦うのは凄く見ていて気持ちが良かった。第6話「ダーリン・イン・ザ・フランクス」の戦いが最初だったかな。そして第15話「比翼の鳥」での叫び。それから最終話「わたしを離さないで」の最後の戦闘。二人にとって戦うという行為が二人を一つにする愛の行為なのかなと。見ていて爽快感のある戦闘で目が離せなかった。多分、それが鬼になるという選択と、人類との分かれ目だったのかな。とか、かってな憶測。最後に巨大化したゼロツーがロボでその中にヒロがいてとか、『最終兵器彼女』を思い出したよ。なんか、凄かった。

印象的だったのは日常パートでの二人。第2話「繋がるということ」でゼロツーがトリカゴでの朝食に乱入する場面。蜂蜜なのか黄金色のシロップで肉を貪り、ヒロを誘惑する姿。更に、第8話「男の子×女の子」での男女間での喧嘩を楽しんでいる姿とか、凄く可愛かった。

また、ヒロとゼロツーが鬼としての物語りだとしたら、第7話「流星モラトリアム」で海でのバカンス。ココロちゃんが見付けた子供の作り方の本。そこが人類の物語のスタートだったのだなと。ミツルとココロの結婚式。ココロの妊娠と、出産。地球に残り、自給自足の道を選び、新たな人類の可能性を守ろうとする彼ら。

面白かったな。凄く面白かった。勢いがあって、一気に見られた作品だった。

総評として上の下。

 

youtu.be

独りとヒトリ

独りとヒトリ

 

『ありすorありす』

全13話視聴完了。

萌系日常物のきゃっきゃうふふな5分アニメ。

ストーリーとしては、双子の姉妹であるのりせとあいり。そしてシスコン気味な兄。お友達の双子、マコとココ。更にお友達の姫咲にるは。そんな彼らのごはんを食べたり、メイド喫茶だったり、一緒に遊んだり、ほんわかハートフル日常コメディ。

と、まぁ、5分でわかるのは、可愛いな。可愛いよね。それだけで、特にこれといって何かがあるわけでもなく。だから何ということすらもなく。5分だしね。多分、すぐに忘れてしまうのだろうなとは思う。こういう作品って漫画の宣伝だったり、ファン向けだったりするのかな。よくわからないよ。

総評としては中の下。

 

『鹿楓堂よついろ日和』

全12話視聴完了。

イケメン×美味しい物×ねこ。間違いないよね。色々なことがどうでもよくなる癒しの豪華詰め合わせセット。

和風喫茶、鹿楓堂(ろくほうどう)。郊外にある竹林に囲まれた何処か現実離れした古民家風の建物。そこで働くのは眼鏡のおっとり店主、お茶担当のスイ。黒髪クールビューティーで陶芸家でもある料理担当のときたか。アクティブでムードメーカー、イタリア人とのハーフで珈琲担当のぐれ。最年少のお菓子大好きスイーツ担当の椿。そんな様々なイケメンたちの営む喫茶店。そこを訪れるお客様は、極上の時間とおもてなしとで其々の悩みを解決したり、素敵な時間を過ごしたり、新たな出会いに恵まれたり。そんな日常物語り。

所々、のんびりした間の取り方のためか、わざとらしく感じる部分があるが、特に第6話「はじまりはオムライス」のスイが祖父の喫茶店を継ぐ決意をするシーンなど。それに、お茶屋の孫の引っ込み思案なJK小鶴とかその友人でる銀ちゃんに、いつも空腹でお店を訪れるサラリーマン柴野さんとか、なんか、キャラクターが極端というか、わかりやすく強調されているというか。物語りのために作られ過ぎている感じは否めない。が、それもストーリーの良い意味でのわかりやすさと見易さに繋がってるので、好みはあるなと思う。

それにしても、凄く美味しそうだった。あんみつと練り切りのセットとか凄く良いセットだと思う。抹茶パフェに、黒豆の抹茶シフォンに、和栗のモンブラン。ほうじ茶プリン。スイーツは勿論、和風オムライス、和風ハンバーグ、夏野菜のカレー、カツ丼、ナポリタン。などのランチメニューも美味しそうで危険だった。特に第1話「喫茶 鹿楓堂へようこそ」でのお茶漬けセット。時知らずといくらのお茶漬け。それに付け合せは、庭で取れた有機野菜のお漬物、と筍。心を鷲捕まえられたよ。第4話「天丼サバイバー」も魅力的だった。鶏天丼。フォークで穴を開け、ヨーグルトで揉み込んで柔らかくした鶏胸肉。サックサクに揚げられた鶏天。食べたい。凄く食べたい。鶏天丼が頭を支配する。

総評として中の中。軽く楽しく癒された。楽しかった。

 

鹿楓堂よついろ日和 1 (BUNCH COMICS)

鹿楓堂よついろ日和 1 (BUNCH COMICS)

 

 

『ゴールデンカムイ』

12話視聴完了。10月からの第2期がとても楽しみで仕方がない。

内容としては原作通り。7巻の途中までかな。最初に、まず漫画を読んだ時は衝撃的だった。死と食と生きるという事が凄く近くて、同じテンションで物事が進む。シリアスなのにコメディ的でもあって、どちらも表裏一体。凄い作品だなと。だからこそ、そんな漫画に色が付いて絵が動いて声が出るというのはとても楽しみで、安定して楽しめた。尤も、凄く安定した画力というわけでもない所までアニメで再現されていて、アシㇼパさんの身長とか曖昧時々途惑ってしまったわ。あと、お顔を崩すのだが、ここまで崩して大丈夫なのかとか。

北海道を舞台とした作品で、雪山とか、猟とか、熊とか。第1話の冒頭で壮大な北海道の自然の風景を描いており、嗚呼、北海道に行きたい。なんだろう、毎週、北海道に行きたいと思いながら観ていた。北海道魅力的だよね。ヒンナがたくさん。

総評としては中の上。

 

youtu.be

まだ見たことのない北海道の絶景 (JTBのムック)

まだ見たことのない北海道の絶景 (JTBのムック)

 

『されど罪人は竜と踊る』

全12話視聴完了。

なんだかもったいぶった、思わせぶりな、カッコイイっぽい表面を攫ったような、薄っぺらさを感じる作品だった。中二的と言ってしまって良いのだろうか。これを単純に格好良いとは、わざとらし過ぎて思えなかったが、寧ろそれが作風と言い切られてしまったら、納得はできる。カッコイイ(笑)で許容可能な作品。

「咒式(じゅしき)」という科学と魔法の融合した特殊能力。咒式は生活のあらゆる分野に恩恵をもたらし、竜や異貌(いけい)のものを駆除する勢いで急速に発展していった。主人公は、その咒式を用いて問題解決と賞金稼ぎをする眼鏡インテリ風の青年、ガユス。銀髪長髪で顔にタトゥー入ったイケメンで、戦闘民族ドラッケン族の血を引く攻性咒式士の、でもって家具好きで世間ずれしていない不思議ちゃんな一面を持つギギナ犬猿の仲なこの二人の元に舞い込む様々な事件。後ろにある薄暗い過去とか。トラウマとか。人間関係と。元カノとか。

最初、タイトルもあったけれど、単純に人間対竜の話しかと思ったが、結局は人間同士の抗争とかそんな感じ。

印象的だったのは第8話「おだやかな昼と寂しい夜」で、犠牲となった咒式士たちを弔う墓場のシーン。異教徒であるギギナは彼なりの弔い方をするのだが、その台詞が一見格好よさげで感動的で参列者は涙を流すのだが、その直後に「くだらない詩だ。この女々しい場には相応しいだろう」と挑発する。そしてそれにガユスも乗っかって、結局はそれは指揮がを上げるための演出でしかないというものなのだが、あのガユスの大仰な衣装も、演技かがったやりとりも、全てが薄ら寒く感じてしまって、なんでこんなに単純に格好良いと思えないのか寧ろ不思議な位だった。

終始そんな感じで、多分第11話の親睦会についても酔ってゲームをするのだが、変に画面を薄暗くして、ハードボイルドきどりか。なんだ、この茶番と。

更に最終話は急に入った過去話で。多分、世界感に入り込めないときつい作品ではあると思う。その分、はまったら面白いのだろうとか。だったら原作の小説の方が入り込みやすいかなとか。嗚呼、でも個人的に常用でない漢字の乱立はちょっと苦手ではあるよ。そもそも咒式がじゅしきって読めなかったし。ラノベは時折難易度が高すぎる。

総評として中の下。OPのfripsideの「divine criminal」はCMで先に繰り返し聞いていたためか、なんか頭に残ったなと。好き系な曲だった。

youtu.be

 

 

『BEATLESS』

20話+総集編4本+特別編1本視聴完了。9月に『BEATLESS Final Stage』が全4話で放送されるらしいので、それで完結かな。

SF。22世紀初頭を舞台に、社会の労働力として人型ロボットを使う時代。「「ヒト」と「ロボ」のボーイ・ミーツ・ガール。」のキャッチコピーで、主人公の少年である遠藤アラトと、美少女超高度AIロボットであるレイシアの恋愛物語りを通して、ヒトがモノを使うのか、はたまたモノがヒトを使うのか。ヒトとは、ロボットとは、豊かさとは、みたいなそんな物語り。

印象的だったのは、第14話「An Answer to Survive」。幼い主人公が学校でAIロボについての授業中に、人型ロボットhIEと結婚できますかという質問をし、車と結婚しようとする人はいないと笑われたシーン。何だろう。違和感。恋愛に人間同士という前提が自分になかったからだろうか。車と結婚したい人間もいるだろうし、寧ろそれが美少女ロボとかだったらそう思う人間は多いのではなかろうかとか。美少女フィギュアを俺の嫁と言っているのって普通だし。三原ミツカズさんの『DOLL』を思い出したわ。あれは同じ人型ロボットでも人間的だったな。寧ろ同じAIでも佐藤沙緒理さんの『リリィがやらせてあげる』はダッチワイフに特化しているという点で道具的というか。まぁ、同じ美少女ロボット題材でも色々だよなと。『BEATLESS』は、AIの持つ自我は本当に人間とは違うのだろうか。人間の意識とは何処から生まれているのだろうかという問題定義という感じだった。

もう一つ、頭に残ったのは赤い髪の紅霞という兵器デバイスという役割を持つレイシア級hIE。やはり第14話「An Answer to Survive」にて自身の問題をアウトソースするため、戦闘により死を選ぶという。ここはここで一つの物語りとして完結し、ドラマを生み出していたなと。尤も、単純に感動的で格好良かったとうだけでもあるのだけれども。

それにしても総集編多かったなと。20話につき4本とか。寧ろ総集編だけ見ても充分な感じがしたよ。わかりやすいし、見せ場はちゃんと入れてくれるし。親切だったよ。

総評としては中の中。これからこの物語にどう収集が付くのか楽しみ。

 

BEATLESS BOX 1 [Blu-ray]

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BEATLESS 上 (角川文庫)

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BEATLESS 下 (角川文庫)

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