アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『進撃の巨人』Season3-Part.2

第50話から第59話視聴完了。

 

 

多分、口を半開きでフリーズして観ていた気がする。相変わらずクッソ面白いな!と叫ばすにはいられない。凄いよ。凄い。まさかそんな世界の秘密が隠されていただなんて。

そしてエルヴィンの死。うっかり第59話の報告会的な所で、なんでサンジさんが立っているのだろう。こういのはエルヴィンの役目だったよねとか、素で考えている自分がいて、エルヴィンの死と言う現実を受け入れられていなかったということに気付いて、これって物語り。架空の物語だよねと。あまりに夢中になっていて、創作物であることを忘れるほど没頭していた。そして、それはアルミンが巨人の熱気で焼かれた姿のも繋がっており、あの姿があまりに悲惨で、自分の頭の中でリアルな原爆の色々を連想させて、本当に怖くて、漫画を読んだ時に目を逸らして忘れていたのを再び突きつけられて、嗚呼、なんでそんな恐ろしい物が描けるのだろうと。

兵長は、なんだか本当に希望を何処に見出したらよいのかわからない世界の中で、本当に輝いて見える。リヴァイ兵長が出てきたら大丈夫という謎の安心感がある。

最後、海のシーンでSeason3は終わるのだけれども、海にはしゃぐアルミンやサンジさんたち。いつも無表情なミカサですら嬉しそうで、そんな中、少々髪の伸びたエレンの「海の向こうに自由がある、ずっとそう信じていた。でも、海の向こうにいるの敵だ。向こうにいる敵、全部殺せば、俺たち、自由になれるのか」と搾り出すような声の台詞。ずっと、海に行けば物語りは終わると思っていた分、なんだか、本当にそのエレンの台詞が重くのしかかって、最終章に繋がるのだろうけれども、やりきれなさを感じた。海は救いではなかったという。どうしたら、終われるのかという。 

壁に囲まれた世界に、突如現れた巨人という大きな力に、終わりのない先に。本当に、この物語は何処に行くのだろう。個人的に、この物語はファンタジーであるはずなのに、あまりにも巧みな世界構築によって現実とリンクされてしまって、本当に今の私自身が感じている世界への漠然とした不安や恐怖に通じてしまい、だからこそ、なんらかの決着を付けてくれる気がして、本当にこの物語の結末が待ち遠しい。切望する。

総評として上の下。進撃の巨人展に行きたいのだけれども、高所恐怖症なのであの六本木ヒルズの高いビルに登れる気がしない。

 

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