アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『空挺ドラゴンズ』

全12話視聴完了。

原作が好き過ぎて。あのモノクロの絵の、線の勢いが滅茶苦茶格好良くて。良くできていたアニメだと思う。原作通り、イメージを壊すことなく、壮大な空のファンタジー。だからこそ、3Dアニメーションで汚しのないというのが、あの漫画の良い所が薄れてしまったというか。映像だからこそできる迫力であるだとか、そういったものを期待していたのだけれども、感想としては、絵が動いていたな。最終話の竜の巣でカラーであの龍の姿は気持ち悪いけれども、それで終わってしまった。流石に、見せ場ではちょっとうるっとはしたけれども、それは原作が良かったからに尽きる。

ストーリーは、人々に脅威と災害を齎すと同時に、薬や油、食料として価値がある空の覇者、龍が存在する世界。捕龍船を操り、龍を狩りながら空を旅する龍捕りたちの物語り。

捕龍船クィン・ザザ号を舞台とし、主人公はそのクルーたち。まず、中心となるのは普段はぼーっとしているにも関わらず、龍に夢中で、特に食べることに固執するロン毛イケメン、個人的に滅茶苦茶好みのミカさん。そして、好奇心旺盛な新人乗組員の少女タキタ。主に彼女の視点で物語は動く。そして、生真面目冷静な少年ジロー。クールな美人お姉さん、ヴァナベル。まぁ、色々魅力的なキャラが盛り沢山。特にコックのちょび髭ヨシさんの、淡々と龍料理を作り、ミカさんの摘まみ喰いを咎め、皆の胃袋を掴む姿が良かった。

リアルな龍の料理が魅力的。実在しない料理だからこそ、いや、実在する量をを元に実在しない食材を使った料理だからか、食べられないものの方が想像を刺激して心惹かれるよね。物語の中枢に龍を喰うというのがあることが、ファンタジーとしてもグルメ物としても新鮮で面白かった。

総評としては中の中。音楽良かった。あと、やっぱり漫画が凄く良いよ。面白い。

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