アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『解雇された暗黒兵士(30代)のスローなセカンドライフ』

全12話視聴完了。
剣と魔法と勇者と魔王の異世界ファンタジー
ストーリーは、魔族にも関わらず魔法が使えず、無能と言われ、急遽、魔王軍四天王補佐を解雇された主人公の暗黒騎士、ダリエル。何も持たず故郷を追放され、森で行き倒れになりそうになるも、偶然、そこで助けた村娘マリーカの尽力もあり、ラスク村で暮らすこととなる。そこで魔族ではできないはずの冒険者登録ができたことにより、自分が人間であったことを知り、マリーカと家庭を築き、ラスク村に根を張ることとなったダリエル。無能と言われたが、実は有能だったダリエルは、気が付けば村人と魔族の懸け橋となり、所属を越えて共に歩める未来を探すこととなる。そして、その一方。ダリエルによって回っていた四天王とその魔王城の政治は、ダリエルを失うことによって衰退することとなり、ダリエルを解雇した四天王バシュバーザはダリエルを恨み、その力を暴走させることとなる。
無能と思っていたら有能だったパターン。そして苦労を背負い込むタイプの主人公。だけれど、何だかんだでチートともいえる能力と人の好さで乗り切っていく。そして幸せな家庭。理想的な奥さん。可愛い子供。
主人公、実は勇者の子供で、元四天王グランバーザが育ての親でという出生が判明し、まぁ、勇者と元四天王の争いになりそうになるも、孫最強でマリーカによって無事丸く収まったのはちょっと微笑ましかった。
最後の見せ場が、ダリエルと義兄弟だったバシュバーザの戦いになるのだが、この原因というのがバシュバーザの嫉妬によるもので、根本的原因が実子蔑ろにして外で子供拾って大事に育てて、自分の家族に対する配慮なしかというもので、もう、こりゃバシュバーザひねくれちゃうよ。これは完全にグランバーザが悪いわ。世界どうのとか結構大事になっていたけれど、こんな個人的原因でと、いや、個人、家庭、と段々とコミュニティーは大きくなっていくのだから、こんなこととか言っちゃいけないのだけれどさと。
最後、急にバシュバーザな素直になっちゃうのとか含め、ちょっと冷ややかに見ていた自分がいた。
赤子と言うか、子供は最強だよねとか。
総表として中の下。

 

youtu.be