アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『アンデッドガール・マーダーファルス』

全13話視聴終了。
そりゃ13話じゃ終わらないよね。もう冒頭からそんな感じで、大きな問題解決の過程をオムニパス形式に近しい感じで小さな問題を解決してく過程を楽しむ感じだった。
ビジュアルが兎に角好みな上に絵が綺麗でアクションが格好良かった。黒髪ぱっつんロン毛美女に、猫背の隈の酷い口達者な一見駄目そうな男って良いよね。そしてちょっと不思議な異形の者。終始画面が薄暗い。でも重たくならずに軽くわかりやすく物語は進んでいく。
ストーリーは、19世紀末。明治30年。半分鬼で半分人間の見世物小屋で「鬼殺し」をしていた青年、真打津軽。ある日、彼は不老不死の生首の美女、輪堂鴉夜。彼女の入る鳥籠を持ったメイドの馳井静句と出会う。輪堂鴉夜はある日、襲撃のよって奪われた体を取り戻すため、怪物専門探偵「鳥籠使い」として、吸血鬼、シャーロックホームズ、怪盗ルパン、切り裂きジャック人狼たちと推理と異能力バトルを繰り広げ、怪物絡みの事件を解決しながらヨーロッパを旅する。
個人的にミステリーやら推理というジャンルがあまり得意ではないのだが、説明が細やかでわかりやすいため、すっと内容が頭に入って来て良かった。ただ、人間関係が入り組んでいるのでそこだけは途中若干混乱したかなと。
印象的だったのはダイヤを巡るルパンとホーズムとのやり取り。津軽が落語を交えながら最終的にダイヤをかすめ取っているシーン。あのひょうひょうとしていてユーモラスな彼のキャラクターが際立ったなと思う。好き。
吸血鬼の綺麗なセクシーお姉さんカーミラとメイドちゃんの戦闘も良かった。特に最終回の太ももは、そんな演出があるのかと、ちょっと衝撃的だった。思わず見入ってしまった。
最後の人狼の話しはなんだか切なくて、どうしようもないなと。こんな後味で終わりにされると思っていなかったので「楽しいところに行きたい」「いろいろ見て回ると良いですよ」の会話が心に残った。
鳥籠の生首って作り尽くされた感はあるけれど、こう物語に組み込まれるとまた良いなと思う。嗚呼でもいつも髪の置き所が気になってはしまう。
総評として中の上。

 

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