アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『盾の勇者の成り上がり』Season3

全12話視聴終了。
異世界転移第3期。あの荒んで復讐を生き甲斐に強くなった主人公はもういなかった。寧ろこの作品で唯一の健全でまともな勇者となっていた。

今期ではもうすぐ復活するであろう鳳凰との戦いに備え、他の勇者にその修行法を教え、協力しなければならないという。そのために前シリーズの霊亀騒動でボロボロになり、元王女のマインの甘い言葉に乗せられ騙された彼らの説得と厚生が今回の話しのメインだったのかな。そしてその間に盾の勇者の結果的慈善活動と、増える仲間。
マイン王女、通名がビッチって言葉悪いのを当たり前に受け入れられていて、悪女でもなかなかこんな自然に堂々とビッチって呼ばれることなくないかと。それと、盾の勇者がハーレム作っているって、作中でもやっぱり周りにそう思われているのねというのは、ちょっとびっくりしてふふっとなった。そりゃそうだよねと。
廃人になった他の勇者たち。結構あまりにあまりで、騙されていたからといって、謝ったとしても、お前らのやったことはチャラにはならないし、「ごめんなさい」で許されることなどないのだよ。なんでそのあと普通に生活できているというか、普通に会話できているのか、もう面の皮が厚過ぎないかと。そもそも、盾の勇者を惹きたてるために必要以上に愚かに描かれている感も否めないが。
印象的だったのは、槍の勇者。マイン王女に騙されてすべてを失った彼の目に飛び込んで来たのは、酒場のテーブルでアイドルのように踊るフィーロちゃん。何故そこで何でそんな歌を不自然過ぎるよ。びっくりだよ。意味がわからないよ。そりゃそうやってアイドルや二次元に救われる気持ちはわかるが、それでもあの展開は強引過ぎるだろうと。「おとーさん」と盾の勇者を呼ぶの、笑いにもならないので、どう捉えたら良いのかわからなかった。

個人的に奴隷商が意外と愛嬌のあるキャラクターで見る度にちょっと良いなと思うようになってきた。
今回、完全に鳳凰の復活準備だったのかなと思って見ていたのだけれど、最終話で急にラフタリアの出生のあれやこれやのトラブル対応で終わって、ここでそんな入れてくるのかと衝撃的だった。そしてラフタリアの巫女服は世界観的にやっぱり強引で、この作品はご都合主義感が強いなと改めて思った。
総評として中の中。Season4制作決定とのことなので、また静かに待とうと思う。

 

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