アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『HIGH CARD』

全12話視聴終了。シーズン1。
雰囲気格好良い、そんな印象。あと、黄色は色として強いなと。
舞台は、イギリス風な架空の国、フォーランド王国。そこにはエクスプレイングカードが52枚存在し、そのカードを所有するとカードに応じた特殊能力を持つことができる。
主人公は資金難で閉鎖の危機迫る孤児院出身の、決してお行儀のよいとは言えないストリートに生きる少年、フィン。偶然カードを手にした彼は、孤児院を救うため、一攫千金を狙ってカジノに行くが、そこでトラブルに巻き込まれることとなる。そして、国王が老舗自動車メーカー、ピノクル社を隠れ蓑に運営しているスパイ組織セオドールに所属することとなる。そこで仲間と共にカード回収の任務を行うこととなる。
52枚が多いのか少ないのか。
ヤンチャなフィンの急激な環境の変化。「必要なのはマナーと気品、そして命を張れる覚悟。それだけです」とお目付け役の事務職員な老紳士バーナードさんが保護者的に存在する安心感と掛け合いが良かった。
壮大な話しかと思って見始めたが、個人の問題が中心に物語りが進むので、国家は結局人でできているのだなと漠然と思った。

第4話の唯一の女性メンバー、ヴェンディの話しが一番わかりやすく印象的だった。一生懸命で、吞み過ぎて潰れて、可愛い反面、なのにカードの力を使って急に刀を抜くと豹変して強いの良い。戦闘恰好良かった。温和な褐色紳士の青年、ヴィジャイとの同僚的距離感も好き。

教育係で相棒な女たらしの世渡り上手なクリスの背負っている物や、カードに纏わる物や、主人公の過去や、あれやこれや。第8話後半の孤児院襲撃と火事からの急にヘビーな畳みかけ。
最弱のスペードの2。ただ真っ直ぐに弾を飛ばすだけ。そんな主人公の能力、もう真っ直ぐというの最高だなと。なんというか、第7話のクリスと手をずっと繋いでいる辺りから、最終話の一発の弾までが、嗚呼、これは自分は上手くはまれていないがBがL展開としてはありうるのだよなと、まぁ、単にバディ物なんだけれども。
主人公がちょいちょい恰好良くはあったけれど、個人的にはバーナードさんが最初から最後まで最高にイケメンだった。作中、彼を超える者はいないなと。
今、丁度シーズン2が放送されているのだけれど、色々な兼ね合いで録画できなかったので、気が向いたら配信観るかなと、そんな感じ。
総評として中の中。

 

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