アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『政宗君のリベンジ』

全12話視聴完了。

もう、2期あり気でアニメ作るの勘弁して欲しい。せめてこんなに投げっ放しで終らせるのを辞めようよ。やりきれないし、2期楽しみにする前に、日々のアニメ消化で忘れるよ。よっぽど面白かったり、印象的でないと、消化できないよ。生殺し過ぎる。

まぁ、そんな第12話は置いておいて、この作品一番凄いなと思ったのは、ぎりぎり好感の持てるキャラクター作り。可も不可もない綺麗な絵柄。

ヒロインの安達垣愛姫。可愛い。確かに可愛い。ゆるっと縛ったツインテが何とも言えず可愛い。が、高飛車で上から目線のお嬢様。男嫌いで告白してくる男子に酷いあだ名をつけてふる「残虐姫」と呼ばれているのだが、登場シーンの公開で男子をふるシーンが、ちょっとこれはツンデレヒロインか。この子は何の権利があってこんな事をするのだ。ちょっと性格どうのというか、常識を疑うわと。と、まぁ、マイナスから始まったのだが、段々と現れる世間知らず感や、本当はこの子いい子なのよ的な。臆病だからこんなツンケンしているのよ、的な。まぁ、飴と鞭で翻弄されたわ。更に、主人公の真壁政宗君。昔、太っており、「豚足」と呼ばれ虐められていたトラウマを持っており、現在は、愛姫を惚れさせて手酷くふってやろうなどという復讐計画を、まぁ、最終的にこの2人くっ付くよね。寧ろ、過去の豚足云々、好きにならない云々は、行き違いか記憶の変換があったのではないだろうかと。BがLする漫画とかで使い古された設定だよね。最近、『世界一の初恋』とかその設定が甘くてぐだぐだだよね。とか。今は筋トレ努力のイケメン化。自分磨き頑張っている。勉強もスポーツも出来て、モテモテだよ。それを鼻にかけない、良い人。という冒頭だったのだが、後半になるに連れて溢れ出す自意識。DT感。妄想。突っ走り。が、憎めないあほな子状態。プラスきちんと努力を怠らない真面目な子。他にも、三角関係当て馬役の病弱お嬢様、藤ノ宮寧子。彼女は最初から明らかに当て馬。謎があって、主人公の邪魔をする、もう、ビッチと吐き捨てそうになるが、第9話での急な過酷な運命を背負った設定暴露で、嗚呼、本当は良い子と。愛姫のメイド家系の小岩井吉乃に至っては、愛姫に虐げられている復讐に政宗君を使おうかとしているのかと思えば、本当は愛姫ちゃんを思っての行動なのではとか。

もう、嫌なやつばかり。皆、性格最悪と思って見始めたのに、最終的に皆良い子となって、安易に絆されている自分がいたよ。

何処かで見たことのあるストーリーにも関わらず、何処かで見たことのあるキャラクターにも関わらず、何処か新鮮。惚れさせて振るとか、最も無意味に復讐を表層に動く物語り。第10話で過去の政宗になりすました雅宋兼次の登場に、その真意も中途半端で最終回。2期へみたいな。というか、2期やらなとどうにもならないでしょとう内容で終るとか。原作終っていないみたいだし、仕方ないのかもしれないけれど。すっきりしなかったわ。

総評としては中の下。カラオケ回は必要ないと思う。

 

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