全50話視聴完了。
どうしてそうなっちゃったのだろう。何処に行くというのだろう。もっと他になかったのかな。どうして。終始、そんなことを思っていた。次々と待ち受けている過酷な運命と必死で足掻き、前へ進もうとする、登場人物たち。どうして。用意された死は良くも悪くも、終わりでしかなく。どうして、どうしようもなかった。用意された赤子という未来への結末。視聴中、半分以上、涙が溢れていたように思う。つらい。見続けるのが本当につらい。だけれども、凄く面白い。
あまりに悲し過ぎて、途中、視聴を中断し、2ヶ月程、間を空けた。そして、それも最後まで観ないとと常に意識の何処かにあり、もう一度、見返した。嗚呼、一回の視聴であれば彼らの死は私の中で一度しかなかったはずであるのに、どうして二度も観てしまったのだろう。彼らは私の中で再び死ぬことになるというのに。そんなことを思って余計に涙が溢れた。
ミカの狂気と、少年と大人の境と、子供と子供であるということ。自分の中でたくさんの思う事はあったはずなのに、全て、作中で完結してくれたので、何も言う事はなくなってしまった。だけれども、どうしてそうなってしまったのだろう。そうなるしかなかったのだろう。でも、どうして。そんなどうど堂々巡りの悲劇。ただ観ているだけなのに、泣いて泣いて凄く疲れた。
第一話の冒頭から、画面から目が離せない。常に、予想よりも一歩先の最悪な状態で死んでいく人々。次第に追い詰められる彼ら。最後の戦い。最後。悲しいのに、観なければ良かったとは思わなかった。面白い。凄く面白い作品だった。
私は他にこんな作品を知らない。
総評としては上の中。あまりの悲劇で、この作品で、『FF15』とか『進撃の巨人』そうであったのだけれども、最終的に生まれ変わったらとか、救いがある、愛に溢れた二次創作本がないと心が折れるという気持ちが改めて身に染みた。
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