アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『アイドルマスター SideM』

全13話視聴完了。アイドルマスターシリーズの男性版。女性向けなのかな。

前回、シンデレラガールズの感想が、お前らプロ意識持てやだった。私情を仕事に挟みまくり。アイドルだって仕事で契約で多くの人が関わっているのだから、ちゃんとしろよと。だが、今回のSideMでは全体の年齢が高いためか、そういったことがほぼなく、安心して見られた。

『アイドルマスターシンデレラガールズ』 - アニメ視聴否忘失録

「理由(わけ)あって、アイドル!」そんなキャッチコピーで始まったSideMは、メインの3人組グループのセンターが元弁護士。でもってそのグループのメンバーが、元医者に元パイロットというエリートっぷり。更には他にも元高校教師などがいたりと。大人がいるという安心感が半端なかった。勿論、高校生もいるのだが、それでも保護者がいるという安心感。良かった。

個人的に感動したのは、合宿でノルマを達成した後、水着シーンやら、無駄に喧嘩を挟むことなく、クオリティを上げるために更に練習するなど、当たり前のようで、今までのアイドルアニメではほぼ観る事なかったシュチュエーション。勿論、大切なライブ前に風邪も引かないし、台風も来ない。凄い。凄く大事。

最終話は事務所総出で行われるライブ。それに向けてみんな頑張るよという流れがあるのだが、メインの物語りが元医者の桜庭さんが突っ走ってプロデューサーさんというか、事務所を通さずにお仕事享けちゃって、キャパオーバーして、とう流れなのだが、元弁護士、天道さんは、そりゃぁ怒るよね。契約上、明らかに問題があるし。でも、何だかんだ言って、桜庭さんを咎めたり、桜庭さんの事情に介入するのではなく、個人を尊重していこうというのは良かった。凄く大人な対応。

個人的に凄く好きなグループはS.E.Mのおっさん感。元教師同士というのもあって、同僚感が和む。大人だから、オフでは缶ビール飲んじゃうよ的なの良いよね。アイドル萌えとは別の所にある気もするけどね。そして、好きなキャラはピエール。急に現れた不思議キャラ。カエルの国の王子だっけ。謎過ぎるが、可愛い。可愛いは正義。癒された。どのキャラも良かったし、それぞれのグループ単体で12話でも良いなという位、魅力があったし、それを束ねる優しい長髪お兄さん的プロデューサーさんも良かった。流石、アイドルマスターシリーズだわ。

総評として中の上。ココ最近の女性向けアイドルシリーズで一番のヒット。

 

youtu.be

THE IDOLM@STER SideM ANIMATION PROJECT 01「Reason!!」 (通常盤) (特典なし)

THE IDOLM@STER SideM ANIMATION PROJECT 01「Reason!!」 (通常盤) (特典なし)

 

 

『ケムリクサ』

全12話視聴完了。

放送時のタイムラインが『ケムリクサ』で賑わい、まったく情報を持たずにタイトルしか把握していなかったので、期待いっぱいで視聴開始したら、タツキ監督なのね。うん。なんだろう。面白い作品を作るし、凄い監督だなとは思うけれども、個人的にそれは自主制作の範囲を超えないと思うのですよ。お金と時間と人を使って作るクオリティとは別物とうか。なんというか、タツキ監督のファンって信者みたいな人がちょいちょいいて、声が大きいなと思う。声が響くと言うか。そして私の好みとしてはお金と時間をかけた作品の方だという。

赤い霧に包まれ、荒廃した建造物に囲まれた、人気のない、謎の多い世界。そこにいる良く似た容姿の赤毛の3人の姉妹。責任感が強く行動的な物語の中心人物であるりん。ネコミミおっとりお姉さんのりつ。天真爛漫ムードメーカーのメイド服のりな。水を探しながら生きる彼女らの前に現れた記憶喪失の青年、わかば。水をエネルギー源として様々な効果を発揮するケムリクサ。世界を旅しつつ、世界の秘密に迫る物語り。

ラストのオチはちょっとおぉっとなったけれども、なんというか、超ブラック企業で磨り減りながら麻痺して生活する寂しい独身男性に向けた優しい物語り的な。ちょっと感動的というか。ただ、世界感がファンタジー過ぎて個人的にとてもぼんやりした印象。大人のための絵本みたいな感じだった。

総評としては中の下。音楽、OP好き。

 

Episode.1
 
KEMURIKUSA

KEMURIKUSA

 

『雨色ココア sideG』

全12話視聴完了。

よく最後まで観たわ。専門学校生が作ったのかなと言う内容。何もかもが酷い以上の言葉がない。前にこの雨色シリーズのハワイ編『あめこん!!』を見た時もハワイと専門学校の宣伝かと思ったのだが、なんでまた見ちゃったかな。5分アニメだからとか、それにしても久々に時間を無駄にしたなと思った。

因みにストーリーとしては、雨色シリーズという声優ボイス電子漫画の短編アニメの派生の美少女物。カフェでバイトする女子高校生。常連の幼女の猫が行方不明。それを探すよ。見付かるよ。ラストは何故かお風呂シーンだよという。なんだかね。もう、なんだかなだった。

総評としては下の中。

 

第1話
 

『臨死!!江古田ちゃん』

全12話視聴完了。1話ごとに監督・声優・制作スタッフが変わるオムニバス形式で、主題かも、主人公である江古田ちゃんの声優さんも変わる。ここまで変わる作品って珍しいのではないのかなと思う。自由って良い面と悪い面があるのは否めないけれども。

24歳江古田在住の家では裸族の女性、江古田ちゃんの生態を描くコメディ漫画原作。

個人的には第1話が一番好きだった。原作ファンだったので、一番原作重視だったかなと思う。主人公語りで一気に自己紹介、作品紹介、原作の内容で進むのが爽快だった。

第10話は衝撃的で、なんだこれ。怖い。無理と思ったのに、どうしても頭から離れないので、してやられた感が拭えなくて悔しい。

総評として中の中。久々に漫画を読み返したい。

 

TVアニメ「臨死!! 江古田ちゃん」エンディングテーマ曲・第1話

TVアニメ「臨死!! 江古田ちゃん」エンディングテーマ曲・第1話

 

 

「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」

全13話視聴完了。

一見脱力達観系主人公と、何処かで見たことのあるような設定の思春期症候群という謎の現象と、ラノベ原作のよくあるパターン。最近はハーレム展開&エンドというよりも、一人のヒロインときちんとお付き合いをして、+αで主人公のことが好きな女の子達がいますよ、というのが流行っているのかな。まぁ、どちらにしろ、初回放送冒頭部分でヒロインが図書館でバニーガールの格好をしているというのはインパクト大で掴みはOKではあった。

原作小説5冊分と6巻の途中までって、流石に13話では最後時間が足りなそうではあった。が、その分、テンポ良くサクサク物語りが進むので観易くはあったなと思う。

ヒロインで野生のバニーガールで芸能人の桜島麻衣が周囲の人間から存在を認識されないという問題から始まり、同じ時間を繰り返す後輩の古賀朋絵の彼氏役を演じると言う

問題に、主人公の友人で相談役である古賀朋絵が2人に分離する現象。桜島麻衣が腹違いの妹でアイドルである豊浜のどかと入れ替わってしまった問題に、その間に初恋の相手である豊浜 のどか翔子ちゃんと翔子さん。でもって、主人公の妹で、いじめにより記憶を失くし、引き篭もっているかえでちゃん。6人の抱える思春期症候群と言う、不安定な思春期の精神状態によって引き起こされる不思議現象を解決していく。まぁ、流石に最後の妹ちゃん問題は駆け足であったけれど、見応えがあり、面白かった。特に桜島麻衣の少々Sっ気がある突っ込みと、歳相応の少女らしい一面とのバランスが凄く可愛かった。また、主人公の淡々とした雰囲気は見やすいなと。

個人的に印象に残ったのは、主人公が父親と喫茶店で話している時、「親になるってどんな気持ち?」と聞いていて、自分は高校生の主人公視点で物語を見ていたのだが、嗚呼、今、私は親の立場の方が近いのかもしれないと気付いた瞬間、物語とは関係ないのだが、衝撃的だった。

総評として中の上。続編は映画かぁ。映画、行くかな。

youtu.be

 

 

『ISLAND』

全12話視聴完了。

こんな終わりだと思わなかった。こんなとんでも展開。唐突な残酷な設定。無茶苦茶。なのに、なんで面白かったのか、本当にわからないのだけれども、なんか、面白かったのだよ。

自然豊かで閉鎖された離島、「浦島」。そこに全裸で流れ着いた記憶を失くした青年。彼にあったのは「せつな」という名前と、自分はタイムトラベラーでとある少女を救うために未来からやってきたという断片的な記憶のみ。彼は、5年ほど前に神隠しに遭ったという、引き篭もりで昼夜逆転生活をする凛音という白銀の髪の少女。町長の娘で、いつか本土に行くという夢を持った跳ねっ返り少女、夏蓮。5年前の家事で両親を亡くし、浦島御三家・浦島神社の巫女でありオカルトに詳しい紗羅。以上の3人の少女たちと出会い、排他的で謎を秘めた浦島を巡り、未来を変えるべく奔走をはじめることになる。

SFだとは思わなかったよ。オカルトとSFって仲が良いよね。なんとなくちょっと不思議な感じで女の子と仲良くなって、まぁ、そんな緩い感じを想定して観ていると、横っ面を張られる。基本、ヤンデレ。あと、行間を読むとエロい、気がする。

ここから完全なるネタバレになるのだが、第9話と第10話の未来には、ちょっと途惑った。急に変化する背景。でもって、最終話にてコールドスリープ的な物でタイムマシンが完成しているでああろう未来で目覚めて、過去に戻って世界を改変しているのではなく、何故かある一定時間世界が進んだあと、再び石器時代に戻って同じような未来が繰り返されているという。それってありなのか。なんか、もう、第8話で亡くなった凛音は、とか。なんか、なんか。そんなものを全て吹っ飛ばして、凛音のお母さんが運命の相手だった。でもって凛音は娘だった、と、そのオチはどうなのかとか。ただ唖然とするしかなかったよ。久々に驚いたわ。びっくりすぎて、それはそれでありだし、こんなにとんでも展開とか逆に良かったとか思ってしまった。

凛音もなのだが、凛音のお母さんで真のヒロインである玖音の口のUって感じが何か企んでいるような、子供のような、そんな表情が印象的で可愛かった。

総評としては中の上。

 

youtu.be

 

 

『パパだって、したい』

全8話視聴完了。

電子書籍宣伝用のアニメ。まぁ、何も期待してはいけないよね。長いCMと思えば良いのか。エロが観たければ有料でどうぞという。

BL。父子家庭に家政婦として雇われた大学生とのラブとか。前提として、子持ちのくせにエロ過ぎとあるが、子持ちと色っぽいは両立し得るし、この前提が子供がいるから何だという底の浅さを感じさせて、なんだかなと思う。でもって、保育園のお迎えで周りのママたちが色々とありもしない噂をしているのだが、阿澄がお迎えに行った時、その場に居合わせるのだが、「そんなことより、あなたモテるでしょう」とか、普通言わないだろうと。もういっそ作り物過ぎて面白いわ。そもそもシングルファーザーってそんなに影口言われる存在かとか。なんか、ストーリーも絵も本当に雑。

総評として下の中。何故観ていたのかも謎。

パパだって、したい (Glanz BL comics)

パパだって、したい (Glanz BL comics)