アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『アンジュ・ヴィエルジュ』

全12話視聴完了。

美少女紹介の、ゆるっとふあっとなふりをした意外と深刻なかと思いつつ、まぁ、ふとした瞬間にお風呂に入っているアニメ。原作はカードゲームかなという感じのアニメ向きでない設定と、本当にカードゲームが元らしかったが、キャラ紹介で終始終わってしまった感じ。だけれど、可愛らしいだけでは物足りない美少女アニメ好きには良いかも。少女たちは互いの関係性などを深刻ぶって重たいふりして言い合うけど、良い具合に上滑りするため、『結城友奈は勇者である』みたいな感じにどうしようもなくどんよりしないので、軽く観られるので気楽。

ストーリーとしては、ある日、突如として開いた門と5つの世界の連結。天使、悪魔、妖精、魔女、女神。お伽噺の中でしか存在しなかったそれらの存在が、現実の物となった。また、それと同時に特殊な能力、エクシードに目覚めた少女たちが其々の世界に現れた。彼女たちは「プログレス」と呼ばれ、その保護と育成を掲げる巨大学園都市「青蘭学園」に集められた。そこで出会った仲間たちと共に、5つの世界を終焉へと誘う共通の敵「ウロボロス」立ち向かう事となる。

まさか、そんなキャラが20人も登場していただなんて。絵柄は違っても印象値が似ていると気を付けて観ないと自分は混乱してしまうよ。最も、中心になっているのは唯一のプログレスの持つエクシードを強化するαドライバーでありチームを率いる立場にある彩城天音。天真爛漫な自分の努力を他人に気付かせない感じで頑張る子なのだが、なんか、まさかカラフルな髪色と個性的なメンバーが揃う中、まさか彼女が中心だなんて気付くのが遅くなってしまった。まぁ、そんな彼女が「闇落ちして」眠りについてしまうのだが、いなくなって初めて彼女の重要性に気付くみたいな。でもって、彼女の代わりにみんなの中心に立つ蒼月紗夜ちゃんが主人公的立場なのかな。特別になりたいと思い、エクシードを手に入れたことにより、特別になったと思っていた。若者故に自分自身の可能性に期待するも、現実と向き合い苦悩する感じ。最も、互いに本音でぶつかりあって絆を深め合ってが、世界を救うどうのよりお話しの主軸であったような気がする。

個人的に好きだったのは、第6話から第7話のレミエルちゃんとエルエルちゃんの言い合いだったかな。名前がこんがらがった。それがなんだか個人的には楽しかった。最も、二人は超真剣だし、レミエルちゃんの声優さんはこの手の可愛らしい女の子の深刻な台詞と日常パートの何てことない台詞の使い分けが凄く上手いなと関心したし、パステルカラーで頭から羽が生えていて、でもって背中の翼をちょい下目にする絵柄はとても好みだったのもあるけれども。

総評としては中の中。特にここがという印象もなく、OPや絵などとても良かったのだが、なんとなく忘れてしまいそうな作品だった。