アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『魔女の旅々』

全12話視聴完了。

魔法のある中世風の世界を舞台に、若くして魔女になった少女が旅をする物語り。『キノの旅(『キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series』 - アニメ視聴否忘失録)』と同じ作者で、同じ世界線で描いているのかと思った。

主人公は魔女の少女イレイナ。幼いころに読んだ旅の物語りに憧れて、魔女となり、世界を旅をし、「構わないでください。私、旅人なものですから。先を急がなければならないのです」と、色々な国や人と出会いと別れを繰り返す。ちょっと和んだり、残酷だったりなオムニバス形式で進む。

印象的だったのは、第1話で星屑の魔女に付いて魔法の修行をするのだが、師匠はイレイナに厳しく当たり、魔法を教えずに、戦うのだが、それで負けたイレイナが泣き出すシーン。普段は強気のイレイナだけれども、努力家で根気強くて頑張り屋でそれをひけらかすでもなく。凄く良い子だなと見ていたのだけれども、師匠の行動が母親に頼まれてというのが、なんだか違和感があった。そして、イレイナの愛読書の作者が多分確実にお母さん。終始もやるのがそこで、一筋縄ではいかない物語なのだろうなと。

そして、第9話の「遡る嘆き」で急な流血のグロいシーン。あれはあれで最終話への伏線として大事だったのだろうけれども、ちょっと急に油断していたので、そんなっと思ったり。直接的でないけれども残酷な描写が多く、そういうの良いなと思っていたので、ここで急にちゃんと描くのかと。

個人的に好きだったのは、第8話「切り裂き魔」で髪を切られてボブになったイレイナ委が可愛いなと。短いの良かった。

単話完結編成だけれども、師匠であったり、魔女見習いの子でったり、同じキャラが登場して物語がつながっているのって見易かった。そして、最終話で実家に帰るのかとおもったら、自分がたくさんいる国で、自分との対話で終わる。あくまで自分と旅ということに重点を置いているのだなと。一人旅って人と関わっているようで、関わっていないような。なんというか、常に自分しかいないというか、そんな感じだと思っていたので、まさにと思った最終話だった。嗚呼、旅に出たい。

総評として上の下。

 

youtu.be

youtu.be

『魔女見習いイレイナ』

『魔女見習いイレイナ』

  • 発売日: 2020/10/05
  • メディア: Prime Video