アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました』

全12話視聴完了。
ゆるい系異世界転生。過労死し、自ら希望して不老不死の魔女アズサとなる。時間に囚われず、辺境でのんびりスローライフ。スライムを倒し、薬を作って麓の村に売りに行き、辺境の魔女さまと親しまれるアズサ。ある日、ふと己のレベルを調べてみると、毎日コツコツのスライムの経験値でレベル99の世界最強に。瞬く間に広まる噂によって、今までの穏やかな日常に変化が。
押し掛け弟子のレッドドラゴンの娘、ライカちゃん。アズサが倒したスライムの魂が集まってできたスライムの精霊で、アズサをママと呼ぶ双子の姉のファルファと母さんと呼ぶ妹のシャルシャ。ブラウスとドロワーズにサイドの開いたエプロンドレス風のワンピに腰をエプロンで留めている衣装が、他になくて、とても可愛い。ドロワーズ見えるの、凄く可愛い。更に、残念美少女、やらかしエルフの調薬師で弟子入りしたハルカラハルカラを追って来た上級魔族のベルゼブブ。幽霊のヤンキー少女ロザリーちゃん。他にもブルードラゴンの娘のフラットルテちゃんに魔王のペコラに。可愛い女の子たちのキャッキャうふふなハーレム。可愛い。

ケルト音楽のようなBGMが軽やかなスローライフの作品と合っていて良かった。大草原に大きなログハウスに、なんだかとても素敵。

ちょいちょい出て来る食べ物、第1話のオムレツに始まり、ログハウス作っている途中のお茶に、第2話のライカちゃんの作った特大オムレツ。クッキー。もう、絵が良くて魅力的だった。

まぁ、基本はゆるふあなのだけれども、個人的に、最終回で「転生してからの300年。~最近の方が楽しみでいっぱいだと胸を張って言える。一人のスローライフもいいけれど、皆で過ごすスローライフはまた格別なのだ」と仰っていたのが、不老不死って怖くないのかなと。だってアズサの寿命は終わらないけれど、他の皆の寿命は先に終わるのだよ。最初に迷いなく不老不死と言い、それを受け入れ、その孤独に何も言わない彼女は、何も考えていないのか、達観しているのか。麓の村も、昔も今も友好的だけれども、それがこれから先ずっととは限らないじゃないかとか。世界最強の彼女の存在が公になって利用しようとする人もいるかもしれないとか。何も考えず、可愛い楽しいと観てはいられるが、危うい怖さがあった。そういう作品ではないのはわかってはいるのだけれどもね。不老不死というの、それだけでちょっと重く考えてしまった。
総評として中の中。

 

youtu.be