アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』

全12話視聴完了。
ラノベ原作の無自覚系青春ラブストーリー。
バッググラウンドに色々抱えていつつも、悪い人が出て来ないので安心して見られる。
ストーリーは、高校進学で一人暮らしをすることとなった、イケメンでスペック高めだけれども、中学時代に色々ありつつで自分に自身がないがために地味な藤宮周(あまね)。そしてマンションの隣室だったヒロイン、学園では天使様と呼ばれる、勉強運動共に優秀で料理上手、まるで欠点のないように見える美少女、椎名真昼。関わることのなかった二人が、偶然、雨に濡れる真昼に傘を差しだすことをきっかけに、接点が生まれ、家事ができずろくにごはんを食べていなかった周君に食事を作り、部屋の掃除を手伝うこととなる。学校では秘密にしつつも、次第に親しくなる二人の関係。
もうなるべくしてなったラブ。そして、高校生の1人暮らしと言うもう何かしら事情を抱えているのだろうなとか。彼の周りが、友達と母親がアットホームとぎりぎりの無神経さで、まだお付き合いしていない2人の邪魔をしたいのかという位にぐいぐい来ていたのだけれども、それが家族と縁のないヒロインには丁度良かったのかなと思ったり。
最終話、二人の関係性がバレて絡まれる周君。そしてそれに静かに反論する真昼ちゃんが最高にイケメンだった。やいのやいも話し合えば結構解決することがあるという感じが、なんだかちょっと安心感がある最後だったなと。そして、あの真昼ちゃんの浅はかなしたたかさとか、臆病で今更な周君の告白も、なんだかもう良かったねとしかないなと。顔がにやける。これから幸せにしかならなそうな二人を見られて嬉しいなと。良かった。
一番気になっていたのは、タイトル。「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」が、何一つ駄目にしていないという点。元々、生活能力の低さで駄目になっていた主人公が世話焼きなヒロインのおかげで規則正しい食事と清潔な部屋で過ごすようになり、過去のトラウマを克服し、更に自分磨きをしようとなる、完全にタイトルと逆現象という。なんでこんな矛盾したタイトルになったのだろう。謎。何一つ駄目にされていない。
印象的だったのは、EDがいつもタイトルもアーティストも覚えられないのに、一度聞いてしまうと頭に残って永遠にリピートされる0年代懐メロのラブソングカバーだった。
総表として中の中。

 

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