アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『アクティヴレイド -機動強襲室第八係-』『アクティヴレイド -機動強襲室第八係- 2nd』

第1期全File12と、第2期全File12の計24話視聴完了。

第1シリーズと第2シリーズを観るのに、若干、間ができたためか、なんだか色々変わったなと。良いところが台無しになったなと、なんとなく思ってしまった。

ストリートしては、第三次流砂現象により一部が泥に沈んだ東京。作業復興用に作られたはずの高出力強化装甲「ウィルウェア」を使った犯罪に対処すべく警察庁警備局はその吉祥寺分室に第五特別公安科第三機動強襲質第八係、通称「ダイハチ」を新設した。様々な法的制約としがらみに、知恵と勇気と口八丁で凶悪犯罪に立ち向かう。

 

で、第1シリーズは新人少女、花咲里あさみちゃんがダイハチに赴任する所から始まる。彼女の任務は増加するウィルウェア犯罪に対し有事に備えて実験的に創設された「ダイハチ」の実態を把握し、存続するに相応しいか上に報告する事。つまりスパイ。しかし、真の目的は行き当りばったりな強引でアバウトなやりかたをするダイハチを「正義の集団に更正させる」こと。という主人公を花咲里ちゃんに置いた上で、数々の事件の裏に日本社会の混乱を画策する犯罪集団「ロゴス」。インターネットを介して暗躍するロゴスは日本の政治基盤やライフラインも手に取るものであり、その正体は少年ミュトスであった。まぁ、色々ありつつダイハチが事態を収拾したね。と。

そこからの第2シリーズ。主人公はダイハチという組織であり、前作で活躍した花咲里ちゃんも、一見主人公風の顔に傷のある男、黒騎猛も、特に誰かをピックアップするというよりも犯罪に立ち向かうダイハチが中心だったように思える。ストーリーとしては、サミット開催に向けた「宇宙エレベータープロジェクト」が急ピッチで進む首都、東京。ロゴスから日本を救ったことにより、注目を集める存在となったダイハチ。しかし、ウィルウェアを利用した犯罪はその後もエスカレートする一方。新メンバーを迎えた黒騎たちダイハチメンバーは、新たに成立した法律によって実現した民間警備の協力の元、凶悪事件に挑む。テロとか。イイ人ぽかった東京都知事が実はちょっとな人物だったりとか。爆薬搭載の衛星が日本を標的にしたり、黒騎君、宇宙に飛んだり。まぁ、色々あった。あったが、第1シリーズのように「決裁」が難しいことなく、この決裁を口八丁で切り抜けるという見所が、ほぼなかったのが残念。一番面白い所だったのに。

個人的に凄く好きだったのは、新人だった花咲里ちゃんが「私、正義!」と振り切って、「ダイク」に所属して偉くなっていたことかな。それとLicoちゃん。フリーのソフトウェアのキャラクター。凄くかわいい。こんな子にスケジュール管理とかされたい。

印象的だったのは、ダイハチの室長、山吹凛。なんか、凄く『WORKING』のポプラちゃんそっくりだなと思ったこと。そして更に妹の陽という妹までそっくりで。なんだろう。このもやっと感。何とも言えない。

それと、最初、線路で捜査本部が移動していたかと思ったのだが、段々、それもなくなり。個人的に、なんだか設定ばかりが一人歩きしていて、生かされていない所が多く感じられた。線路が緊急車両通過のために塞がれるの、何か一大事っぽくてよかったのだけれどね。

総評として中の中。第1シリーズは良かった。