アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『ギヴン』

全11話視聴完了。

バンドというか、音楽を題材にした作品ってアニメとか映像作品と相性良いよね。特に思い入れとかなく、さらりと観ていたはずなのに、ライブのシーンは画面から目が離せなかったよ。夢中になっていた。

青春群像系BL作品。バンド物。

ストーリーとしては、ギターの上手な男子高校生、上ノ山立夏。楽しかったバスケも好きだったギターも色褪せて見える日々。そんな日常に現れた同じ高校に通う、佐藤真冬。上ノ山君、彼の持っていたギターの弦を張り替えた事をきっかけに、ギターを教えることになり、偶然に聞いた真冬の歌をきっかけに同じバンドに引き入れたり。で、初ライブに、上ノ山君と真冬君がお付き合いを開始したり。そんな真冬君、中学時代の交際相手を自殺で失っていたり。その彼の形見のギターだったり。

まぁ、あらすじから目新しいドラマ性を見出すのは難しいような、そんな作品だけれども、音楽って凄いよね。ゆるやかな心理描写を一気に盛り上げてくれる。凄い。

印象的だったのは、一見、受身で受けで流されている風な真冬君が実は自分からギターを教えてくれと言ったり、よくわからないスタジオに積極的に行ったり、バイトもすんなり始めて、実はかなり積極的で行動派。でもって、上ノ山君とお付き合いを始めるに当って、すんなりと自分の気持ちを受け入れて伝えて、まぁ、悲しい過去はあるけれども、それでも経験者の余裕が感じられて、実は真冬君が攻めなのではないかという。見た目で受け攻めの判断はできないなと思わされた。

まぁ、BLなので、バンドのメンバー大学生組みも恋に恋を拗らせていて、みんなBがL。そんな中、ドラムの兄貴、梶さんに恋する上ノ山君の姉はなんだか寧ろ異質に見える不思議。そして最年長、梶さんだと思ったら、ベースの中山さんが最年長だったのね。恋に拗らせロン毛は嫌いじゃない。多分、これからこの梶さん中山さんにも色々あるのだろうな。うん。

総評としては中の中。漫画を友達に借りたので、早く読まねば。そして続編は映画か。劇場で真冬君の歌は良いな。

 


ギヴン(1) (ディアプラス・コミックス)

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